リラクゼーションサロンを経営していますと、常に環境の変化に対応しながら新しい手を打つことを考えます。
いや、これはリラクゼーションサロンに限ったことではないですよね。経営されている方はだれしも、現状に満足している方はおらず常に改善して変化して生き残ることを考えているはずです。
求人も集客も成果が出るまでに時間がかかる
リラクゼーションサロンでいえば、集客や求人はそのなかでも常にオーナーの頭を悩ませている課題、逆に言えば腕の見せ所です。
求人か、集客のどちらかがうまくいっていればその店舗は継続していくことができますし、両方得意なオーナーさんは繁盛店を作ることができます。
一度作ったからと言って満足しているとガタガタと崩れていきますので、デリケートな観葉植物を育てているかの如く、様子を見ながら、手入れをして、かといって手入れをしすぎないで見守りながら店舗を経営していきます。
店舗オーナーの経営スタイルは、オーナーの数だけありますし正解はないのですが、私はあえて普段の実務からは離れています。職場のセラピストが自分で考えて動ける人材になってほしいですし、経営者は普段現場にいないほうが働いている人がノビノビ働けるのではないかと思っているからです。
店舗の成長・衰退はゆっくり
さて、店舗経営をしていると良くも悪くもいきなり大きく数字が変化することはありません。いきなり売り上げが大崩れすることもないですし、かといっていきなり増えることもありません。
ゆっくりと増え、ゆっくりとへります。
ですが、確実に自分が半年前に考えていた施策の影響で重要な数字が上下していきます。求人ひとつをとってみても、求人を今日かけていきなり求人が来るということはありません。
求職者は求職活動に時間をかけている
考えてみれば当たり前なのですが、働いている人は、働きながら求職活動をしていることが多いのです。となれば今の職場での責任を果たして次の職場に移っていこうと考えている方は、複数の職場を見比べながらどの職場を選ぼうか吟味していきます。
その間、サロンであれば働こうとしている職場にお客様として実際にいってみたり、情報発信している情報を確認して、絞り込んでいきます。このブログのような情報発信もしっかり確認しています。
どんなところかなと、絞り込んだところで、ようやく応募していただけるのです。
大手求人サイトにも書かれていますが、求職者の方は3~6カ月ぐらいで次の仕事をさがしています。
オーナーの仕事の成果は遅れて出てくることを意識する
ですから、オーナーが求人の仕事に熱をいれても、その成果がでるのは半年後です。
サラリーマンとして働いていると、今の仕事の成果は今でます。セラピストの場合ですと、歩合や指名料という形で毎月はっきりと形にでてきます。
でも、オーナーの仕事はタームが長いものばかりです。
ほかの例としては、助成金や補助金をもらって研修メニューを組み立てるというプロジェクトでも、申請をしてから、国からお金が下りるまでは半年~1年かかります。
成果がでるまでには時間がかかる。
このギャップを当たり前のこととしてとらえて、リアルに思い描いて行動できるかどうかがオーナーとして大切なことだと感じています。
スタッフにはオーナーの考えはすぐに理解してもらえない
自分で頑張ることはもちろんなのですが、場合によってはスタッフにも協力してもらう必要があります。
働いてくれているスタッフは、オーナーが新しいことをいいだすと、大体最初はなぜそんなこといいだすのか?ということを理解してもらえないことがほとんどです。
オーナーの頭の中にしかないことをセラピストに伝えるには時間がかかるのです。
ですから、目に見える成果を得るまで、何度でも同じことを説いて仕事を継続してもらうということもオーナーの仕事です。現場のことはセラピストの頑張りで成り立っていますからどんなにオーナーがいってもセラピストに仕事をしてもらえなかったら絵に描いた餅です。
私も大切なことは100回以上セラピストにいっています。もうセラピストは聞き飽きたと思っているでしょうが、今後もしつこく続けます。それだけ説明してようやく行動、そして理解につながっていくのです。
半年後、一年後を意識して、コツコツと
いずれにしても、オーナーが考えて種まきをしていた行動が、半年たつと成果として出てくるわけです。
逆にあまりに先のことは、考えても仕方がないかなーと思っています。
環境が大きく変化しますし、自分の考え方もかわってくるところがあるので、まずは半年後、一年後です。
ヴィラ平和島店がお客様にとってよりよい場所になるよう、そしてセラピストにとって働き甲斐のある職場になるようコツコツ頑張ってまいります。