オーナーのつぶやき

ピンチはチャンス

ヴィラ平和島のオーナーとして2年間なんとかお店を守ってくることができましたが、最近はピンチの時のマインドが変わってきたなあと感じます。

経営状態もボチボチで、お客様とセラピストのおかげでここまで来ることができたので、これからもピンチの時は、逆に後から振り返ってみるとチャンスになるはずと考えられるようになりました。

私の40年ちょっとの人生を振り返ってみても、順調な時って現状に満足して何か大きく努力することが少ないです。短期的にはいいのですが、将来のことを考えると成長しないような気がします。

問題意識が生まれないので、なんとなく日々を過ごしてしまうからです。さすがに経営者にとしては、常に危機感をもって頭の中では何かをしなければならないとは思っているのですが、うまくいっているときは油断して具体的な行動に移せないことが多いです。

でも、ピンチの時は危機意識から行動力が格段にアップします。

例えば、ヴィラの事業としては、最近はどうやったら求人活動がもっとうまくいくようになるかということばかり考えています。もっと人がほしいのですが、なかなか求人というのはご縁があるもので、すぐに集まるものではないからです。

もし、ラッキーなことに努力をしなくても応募者がたくさん来ているとしたら、それが当たり前になって、求人活動を本気になってやらないでしょう。

ですが、求人活動に苦労していると、求人は一年間ずっと続けるもの、いや店舗ビジネスをつづけている限り、自分一人で働くのではなく人に任せて仕事をすることを考えるかぎりは、ついて回る問題だということ、そして常にトレンドが変化し周囲のビジネス環境に常に目を配りながら変化させていかないといけないということがわかります。

では具体的にどうするかという話になりますが、

ほかの店舗のオーナーさんに話しをききにいく。

インスタグラムの投稿を見直す。

有料の求人媒体を使う。

一つでも多く求職者に連絡を取る。

定期的にポータルサイトの文言を見直す。

動画を作ってみる。

リファラル採用(知り合いを紹介してもらう)のきっかけづくりをしていく。

何をしたらいいのか、ChatGPTに聞いてみる(笑)

など、様々な行動をとることが考えられます。

危機感をもっていると、以上のような具体的な行動につながります。

もちろん余裕がなくカリカリしていては、うまくいくものもうまくいかないのですが、これだけの仕事量をしないと成果はでないもの、という自分のなかのスタンダードをひきあげられるのは、ピンチが発生した時だけです。

そうやって、行動をとりつづけて改善の兆しが出てくると、ピンチが発生する前よりも私自身もそうですし、お店もレベルアップすることができます。

求人の例でいえば、低いレベルでずっと求人をするのではなく、高い努力目標を掲げて求人をすることで、低いレベルの時よりも長い目で見ると募集の数が増える状態をつくることができます。

ピンチになったからといって、それがすなわち成功につながるということではなく、がむしゃらな努力が必要になることは言うまでもないです。

ですが、今までピンチがあり、それを乗り越えてきたことを何度も経験してくると、いまやっている取り組みの方向で頑張っていれば、いいことあるだろうというなんとなくの自信みたいなものはあるんですよね。

そのなんとなくの自信をつくってこれたのは、ここ2年の経験だと思います。

ちょっと気を抜いたらすぐにお店はダメになります。これからもオーナーとしてはその危機意識を強く持って経営をして、お客さまに癒しの空間を提供できるように努めてまいります。

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