平和島のお店紹介

平和島の和菓子屋:大黒屋

夕方、ヴィラ平和島を出て大森町のマルエツまで買い出しに出かけます。店舗にきているときは、洗剤やトイレットペーパー、掃除道具などの買い出しは外に出やすい私の担当です。

何となく甘いもの食べたくなりました。ええ、甘いものならマルエツでもいくらでも買えますよ。でも、平和島ならではのものが食べたい、そんな気分です。

ここは大黒屋だな。

美原通り(旧東海道)にある和菓子の老舗、大黒屋に足を延ばします。こちらのお店が面している旧東海道、みはら通りは道路の舗装もかつての情緒を感じさせるような雰囲気になっていますよ。

みはら通りの道幅はかつての東海道の太さをそのまま残しています。今でこそ箱根駅伝で通る東京日本橋から神奈川に向かう国道一号線は片道2、3車線ですが、昔はこの幅で人も馬も行き来していたんですね。

商店街の沿革

 

大田区文化財:旧東海道(美原通り)

東海道は、江戸時代初期に幕府が整備した、江戸日本橋を出発点とする五街道の一つで、江戸と京都を結ぶ、最も重要な交通路でした。参勤交代の大名行列のほか、一般の旅人にも大いに利用されました。

昭和二年、東海道は拡幅改修され、第一京浜国道が完成しました。そのため往時の幅員を比較的よく残しているのは、この美原通りと六郷地区の一部だけとなりました。
旧東海道は、かつて三原通りと言われ、三原とは、字名の南原、中原、北原の三原のことで、美称して美原になりました。

旧東海道みはら通り商店街よりhttps://www.miharast.tokyo/

環七通りからはいってほどなくして大黒屋が見えてきました。

 

年季の入った看板はこのお店の歴史を物語っています。

12月なのでクリスマスの飾り付けがしてあります。

店内もクリスマス仕様です。

さて、こちら大黒屋は普通の和菓子に加えて、海苔をつかったお菓子を前面に押し出しているお店です。なぜ大森の和菓子で海苔なのかって?それはこの地がかつて海苔の街だったことに由来しています。

 

海苔養殖発祥の地、大森

何を隠そう大森は、海苔の養殖発祥の地。遠浅で栄養が豊富な東京湾は海苔の養殖条件に恵まれており、江戸時代から昭和に至るまで海苔の一大産地でした。海苔の養殖技術は大森ではぐくまれ、全国に伝播していったと言われています。

そんな大森も、東京湾が埋め立てられてからはすっかり街の様子が変わりました。それでも昔の名残で海苔問屋がたくさんあります。

こちら大森屋は、海苔問屋ではないですが海苔の養殖関係のお客様に支えられてこれまでお店をつづけてこられたのでしょう。創業100年を数えて元気に商売を営んでいらっしゃいます。

名物、海苔大福

こちらの名物は海苔大福。餅の部分に海苔が混ぜ込まれています。よもぎ餅のよもぎが、海苔に変わったものと言えばイメージがつきやすいでしょうか。

残念ながら当日はお目当ての大福がすでに売り切れておりました(写真は過日かいもとめたときのもの)。

その日はみはらドーナツをいただくことに。いくつか種類がありましたが、海苔ドーナツがあるではないですか。

みはらドーナツ

海苔ドーナツがたべたいので、おひとつ購入。セラピストに差し入れであと二つ購入しました。

ヴィラ平和島に戻ってから、さっそく開封していただきます。

 

海苔の風味をそのまま前面に出してしまうとすこし海苔のクセが強すぎるということか、ビッチリと砂糖がまぶしてあって濃いめの味付けです。

種類はちがえど、紅茶入りのドーナツのような濃厚な風味です。

ほっとしたひと時に和菓子を食べるのは落ち着きますね。

もぐもぐと食べていたら、セラピストの北澤が遠慮がちに「オーナー、トイレットペーパーかってきてくれました?もうないんですけど。」

いっけない。忘れてた。

あわてて口にドーナツがはいったまま、もう一度マルエツに飛び出していったのでした。

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