オーナーのつぶやき

リラクゼーションサロンの研修のメリット

リラクゼーションサロンを続けていくには研修が欠かせません。

一般に、会社で受ける研修というと、受けたくないな、面倒だなと思う人がいるかもしれません。社会人の受ける研修って前向きに受けるものというイメージが少なくて、言われたから研修に参加しているというたぐいのものが多いですよね。

自分でお金を払うわけでもなく、会社の費用で勤務時間で研修しているので、どうしてもうけみになりがちです。

リラクゼーションサロンの研修では、そんなネガティブな気持ちで参加する人は少なく前むきに研修にさんかしてくれます。

というのも、受ける研修によって実力をアップすることができるので、ダイレクトにお客様の役に立つ、そして自分の成長を感じることができるというイメージができてくるからです。

具体的には以下のような効果があります。

1. サロンの技術・接客の「統一感」が生まれる

社内で研修を行うことで、技術や接客のレベルを均一に保つことができます。

ヴィラのように複数のスタッフが施術を行うことを前提としているサロンではスタッフによって実力にばらつきがあります。

得意・不得意もありますし、キャリアの違いもありますので実力が違うのは仕方がないことなのですが、お客様からすると「このサロンはあたりはずれがあるな~」と思われるより、「誰にあたっても上手だな」と思っていただいたほうがいいです。

研修をすることで、基本に立ち返りながら上手なスタッフのやり方を共有できますので、お客様がどのスタッフに施術されても「安心感」や「満足感」を得られるようになり、サロン全体のブランド力が向上します。

2. 新人スタッフの成長が早まる

実際の現場で使えるスキルを、先輩スタッフが直接指導することで、効率よく実践的な技術を身につけることができます。

当店では施術がスムーズにできるようにデビュー前にフランチャイズ本部での研修はじめ、店舗に戻ってきてからも研修の機会をつくっています。これまで業界での経験がない新人のセラピストは実力が正しいのかどうか不安なことも多いです。

経験豊富な先輩セラピストに指導してもらうことで、「このやり方でいいんだ」「まだ完全に覚えられていないけれども、少しずつ上達しているんだ」という実感を持つことができます。

そうした環境をつくると、新人セラピストは安心して手技を覚えることができますし、先輩にも聞きやすい環境ができてきます。自分が成長してくれば、今度は自分がしてもらったのと同じように丁寧に教えてあげるということができますので、今度は教える側としてレベルアップすることができます。

いつでも安心してデビューできる環境が整うことで、定着率アップにつながります。

3. チームワーク・スタッフ間の信頼関係が深まる

研修を通じてお互いに技術チェックをしたり、意見を共有したりすることで、自然とコミュニケーションが増え、スタッフ間の絆も強くなります。

私は時々しか店舗に顔を出さないですが、お店をしめて研修をしている日は穏やかな空気が流れていて、楽しそうな声が聞こえてきます。

普段の仕事ではチームワークというよりもどちらかというと個人プレーが多い職場ですので、チームワークを高めるには研修はとてもいい機会なのです。チームワークの機会を増やすことで、働きやすい職場づくりにも貢献します。

4. サロン独自の価値を高められる

外部の講師ではなく、サロン内の経験豊富なスタッフが講師となることで、「うちのサロンならでは」の技術やこだわりをしっかりと伝えられます。

タイ古式マッサージ一つをとっても、気持ちよい施術とはなにか?を当店のスタッフはいつも考えています。それが技術のレベルアップ、そしてお客様からの信頼につながっています。

技術そのものだけではなく、どういう心構えで施術をしているのか?ということを聞いて、刺激を受けることもあるでしょう。その積み重ねで施術のレベルが上昇し、他店との差別化にもなります。

5. コストを抑えて継続的に学べる

外部講習に比べてコストを抑えることができます。空いた時間(特に平日昼間)をうまく使って、セラピストが定期的・継続的に学べる環境を設けています。当店では研修はすべて業務時間内に行っていますので、やりくりしながらうまく研修の時間を確保しています。

ただ、ヴィラの本部研修はほぼすべてのスタッフが参加している研修でもあり、また先生と練習相手を自前で確保する必要がないですし、教え慣れている本部スタッフの指導をうけることでレベルアップが早くなるということもありますので、セラピストと相談の上、極力参加してもらうようにしています。

継続的に成長の機会を設ける

研修をすることでたくさんのメリットがあるなとおもいつつ、それを実際の仕事にどのように結び付けていくか?については本人が考えながら進めていくものですが、人間は現金なものですから報酬があるということを伝えないとうまく動いてくれません。

研修に参加するだけではなく、仕事に結びつけて成果が出れば給料に反映していく、という仕組みまで作ってこその研修です。

継続的に研修することで実力が上がってきたな、それに伴って売上や指名が増えてきたなという循環がわかるようになるまで続ける必要があります。どんな早くても半年ぐらいはかかるので気長な作業です。

でも、セラピストはオーナーが研修の意図を伝えればちゃんと取り組んでくれます。研修に行くだけではなくて、その目的も伝えて、その研修でできるようになるとこんないいことがあるということは伝えていくことで、すこしでも積極的な気持ちで参加できるようになるはずです。

ここまで書いてきて、私自身まだまだできていないことは多いですが、効率的な研修についてこれからも考えて進んでまいります。

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