オーナーのつぶやき

うまくいかない時もサロン経営では大切

サロン経営をしていると、良い時もあれば悪い時もあります。予約が埋まり、お客様がリピートしてくれている時は、「このまま順調にいくだろう」と思いがちです。

しかし、思うように売上が伸びない時期や、リピート率が下がる時期も必ず訪れます。

悪い時期に入ると、どうしても気持ちが沈みがちです。しかし、実はこの「うまくいかない時期」こそが、サロン運営にとって非常に重要なタイミングなのです。それは、今あるものに感謝しつつ、実務を見直すチャンスの時期だからです。

うまくいっている時は改善点が見えにくい

売上が安定している時は、つい「今のままで大丈夫だ」と思い込んでしまいます。気分がルンルンになります。つい遊んでしまいます(笑)

そうでなくても、日々の業務をこなすことに追われ、細かい改善点に目を向ける余裕がなくなることも少なくありません。

しかし、経営には常に改善が必要です。うまくいかない時こそ、一歩立ち止まって、足元を見直す絶好の機会です。具体的には、以下のような点を振り返ることが重要です。

  • セラピストとのコミュニケーションは十分か?
    • スタッフのモチベーションはどうか?
    • 仕事のやりがいや悩みを共有できる環境が整っているか?
  • キャンペーンの内容は適切か?
    • お客様のニーズに合ったものを提供できているか?
    • どのキャンペーンが効果的だったか?
  • メルマガやLINEクーポンの配信は活用できているか?
    • 配信頻度や内容は適切か?
    • お客様にとって有益な情報を提供できているか?
  • 経理処理はスムーズに行えているか?
    • 無駄な出費はないか?
    • キャッシュフローは健全か?

基礎が整ってこそ新しい施策が活きる

サロン経営では、新しいメニューの導入や新規集客施策を考えることも大切ですが、それらはすべて「土台」がしっかりしていてこそ、効果を発揮します。

もし、セラピストとのコミュニケーションが不足していたり、既存顧客へのフォローが不十分だったりすれば、どれだけ新しい施策を打っても思うような成果は得られません。

逆に、足元を固めることで、現状の売上やリピート率を向上させることも可能です。例えば、

  • 既存顧客へのアプローチを強化する
    • LINEでのクーポン配信を増やす
    • メルマガで定期的にお得な情報を提供する
    • 誕生日クーポンや特別優待などの施策を検討する
  • セラピストのスキル向上を促す
    • 技術研修を定期的に行う
    • 施術中の接客やカウンセリングを見直す
  • 経営データを分析し、戦略を立てる
    • どの施術が人気なのか?
    • どの時間帯・曜日が予約が埋まりやすいのか?
    • 客単価を上げるための施策は何か?

見直し作業は時間がかかる

足元を見直す作業は、一朝一夕でできるものではありません。特に、サロン運営は日々の業務に追われがちなので、まとまった時間を取るのは難しいかもしれません。

しかし、こうした見直しを怠ると、気づかぬうちにサロンの運営が崩れていってしまいます。だからこそ、悪い時期を「経営の棚卸し期間」と捉え、できることから一つずつ実行していくことが大切です。

まとめ

サロン経営には、良い時期と悪い時期が必ずあります。悪い時期が訪れたときに落ち込むのではなく、「足元を見直すチャンス」と捉えています。今あるものに感謝しつつ、仕事の一つ一つを見直すことで、サロンの基盤を強くすることができます。

サロン経営は、派手な新しい施策を打ち続けることではなく、地道な改善を積み重ねることが成功の鍵です。

日々の小さな積み重ねが、長期的な安定経営につながるのです。

この意識を忘れずに、今日も一日頑張ります!

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