オーナーのつぶやき

月に100万円稼ぐか、赤字かのどちらかで行く

リラクゼーションサロンの経営って、よく「じわじわ積み上げ型のビジネスだよ」なんて言われます。

たしかにその通り。お客様が少しずつ増えて、セラピストの技術も磨かれて、クチコミやリピーターが増えて…気づけば「おお、予約埋まってきたな!」なんて日が増える。これ、理想的な成長の姿です。

でもですね。
現実はそうのんびり牧歌的なものではありません。

売上が積み上がる一方で、なぜかお金が残らない
「おかしいな、満席の日もあるのに…」と帳簿を開けば、そこには広告費・研修費・求人費といった“経営の壁”がズラリ。

そう、リラクゼーションサロンの経営って、積み上げ型に見えて“コスト爆弾”内蔵型なんです(笑)。

これを書いている今月も費用がたくさん飛んでいきました。ホットペッパービューティで広告で15万、求人のリジョブで9万、研修で8万。締めて毎月100万単位でお金が飛んでいきます。

入ってくるお金には足がついているのに、出ていくお金は羽が生えているんですよね。飛び出ていくのが早い、早い(笑)

利益が出ているのに赤字になる不思議

「最近お客様増えてきたし、セラピストも揃ってきた!さぁ黒字だ!」
…と思った矢先、広告費の請求書がどーん研修の人件費がどーん
気づけば「赤字」になってしまう、これオーナーあるあるです。

最初はいいですが、消費税もあるので手元のお金がトントンではヤバいです。

店舗を増やせば増やすほど、当然ながら人が必要、研修が必要、広告が必要。成長の過程では常にキャッシュ不足に悩まされるのが実店舗の経営です。

「え、なんで頑張れば頑張るほど赤字が膨らむの?」と首をかしげるオーナーさん、あなたは正常です(笑)。

でも、ここで止まっちゃダメなんです。フランチャイズで始めた以上は中途半端に終わってはいけない。

ここで「赤字怖い!」と広告を出さない、人を採用しないとブレーキを踏むと、“中途半端赤字”で終わる


むしろ、「ここまできたら100万円の利益が出るまで突き抜けろ」くらいの気持ちで、ガンガン行った方がいいんです。

100万円は“通貨”である

月に100万円稼げるようになると、それは単なるお金ではなく、“通貨”として自由に動かせる力になります。

お金が稼げるようになると、人を雇うもよし、広告をさらに打つもよし、仕組みを整えるもよし。
つまり、経営が「投資型」に切り替わるんです。

逆に、100万円の利益が出る前の段階では、
「人件費が出せない」「広告にこれ以上回せない」「自分で現場に出るしかない」と、
“守りの経営”から抜け出せない

守って守って、ジリジリ赤字…
いやいや、そんな我慢大会みたいな経営、楽しくないじゃないですか(笑)。

突き抜ける方が、実はラク

私の結論はこれです。
「月100万円稼ぐか、赤字か」
つまり、中途半端に“ちょっと黒字”なんて狙わない。
それならいっそ、突き抜けて100万円を達成するために必要な投資は惜しまない。

100万円の利益を出せる体制=人に任せられる体制が整った状態です

広告を回しながら体制をつくりつづけて営業利益100万円くらいまでいけば、それは、オーナーが「現場に出なくても店が回る」ということ。
つまり、「自分がいなくてもお金が入る仕組み」ができあがるということ。

ここまでいけば、経営は一気にラクになります。
「今日は予約どうかな?」と予約画面を睨みつける必要も減る。
「人が辞めたらどうしよう…」と寝る前に悶々とすることも減る。

精神衛生上にも最高です(笑)。

“100万円赤字”も“100万円黒字”も、同じ努力量

そして、ここが面白いポイント。

実は、赤字でも、月100万円黒字でも、使ってるエネルギーってそんなに変わらないんです。黒字のほうが仕事をしなければならないので、少し大変ですが2倍にもなりません。

「だったら、赤字で終わるより、黒字に行くまで走った方がいいじゃないか」
このシンプルな理屈に、私は気づきました。

赤字のままだと、「どうやって広告費減らそう」「どうやって人件費削ろう」と、“削る思考”ばかりが頭を占領します。
でも黒字まで行けば、「次どこに投資しよう」「どうやって新しい仕組みを作ろう」と、
“攻める思考”に切り替わる。

例えば先日の投稿のようにLP作って広告を回すという発想にもつながります。

経営者として、どちらの思考が楽しいか?
…言うまでもありませんよね。

だから、月100万円稼ぐか、赤字か

リラクゼーションサロンの経営は、積み上げ型のようでいて、途中で“コストの谷”に落ちるポイントがあります。新規出店をハイペースでつづけてしまうと、見込みが外れたときにキャッシュが激減してきつい状態になることもあります。

でも、その谷を越えた先に、100万円の利益が見える世界がある

だったら、谷の途中で止まるのではなく、思い切って走り抜けた方がいい。
途中の赤字は“通過点”です。
むしろ「今は赤字OK」の覚悟を決めて、100万円の黒字を取りに行く。

それが、これからのリラクゼーションサロンのオーナーに求められるマインドだと思います。

私自身、まだ道半ばです。
でも、迷わず言えます。

「月に100万円稼ぐか、赤字か」

その2択で生きる方が、実は後から楽なんです。
そこに至るまで全力で頑張ります!

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