オーナーのつぶやき

自分で自分をほめる力

初めての人とお会いしてお話をしているときに、リラクゼーションサロンを経営しています、というと、すごいですねと言われることがあります。

私のレベルでは全然すごくないですが(まだ先行投資がつづいていて利益フェーズに入っていない有様です)、ありがとうございますといいながら、ついついサロンの話をしたりしてしまいます。

とはいえ、人間って認められたい生き物です。

だから、すごいですねといわれると多少嬉しくなります。

すごいですねと言われて気持ちよくなっても、それが店舗の運営にいい影響があるかどうか?は別問題です。オーナーが気持ちよくなっても、サロンが客観的に良くなるわけではありません。

サロンの経営は何かと大変なことが多いですから、気分転換で時にはいいのですが私は気が緩んでしまうことのほうが怖いです。

気が緩んだら、やるべき仕事をさぼってしまうかもしれません。私がさぼっていたら、セラピストに迷惑がかかります。

だから、すごいですね、と言われて理由もなく舞い上がってしまうことはなるべく避けたいです。友人には、私はほとんど仕事の話はしません。

するつもりがなくてもなりがちな自慢話は、慢心につながります。

まだ店舗をいいお店にするためにやることが山ほどあるのに、今の自分がすごいと勘違いしてしまいます。リラクゼーションサロン業界だけでも世の中すごすぎる人がゴロゴロしていて、客観的に見て全然すごくありません。

かといって謙遜も私は好きではありません。

謙遜も、へりくだっているように見えますが、心の底から謙遜していないのなら、本当はすごいんだぞという気持ちを押し殺しているという意味で自慢と同じです。

すごいですねと言われて、自慢する気持ちをすべて押し殺すなんて器用なことはできないので、極端かもしれませんが、そもそも他人との話題にしないほうがいいと思っています。

オーナーの仕事は外部との戦いのように見えて、実はやるべきことをいかに淡々とこなすことができるかという自分との戦いです。

ブログを書いたか、セラピストに適切に指示を出したか、プロモーションのタイトルを考えたか。

それをつづけていくには、心が安定していることが一番大切です。

自分の仕事を話題にしなければ、心が乱れません。

でも自分に厳しすぎてもだめなので、他人に頼ることなく、適度に自分で自分をほめてあげる。

自分で自分がどこまで成長したか、できるようになったかを客観的に見つめて、自分で自分をほめてあげる習慣を身に着けたいなと思います。

なかなか自分で自分を評価するというのは難しいことですが、これも大切なスキルです。結局経営は孤独なのですから。その孤独な道を自分で進んでいくしかありませんからね。

自分のペースで着実に歩みを進めていいお店をセラピストと一緒に作ってまいります。

予約サイト