サロン経営を始めてから数年が経ち、今振り返ると「1年目は本当にめちゃくちゃだったな」と思います。
とにかくがむしゃらにやっていましたし、その時は「これがベストだ!」と思っていたことでも、今考えれば改善できる点ばかりです。
しかし、当時の自分を責めるつもりはありません。
なぜなら、サロン経営というのは、やっている間に知識や経験が身についていく仕事だからです。最初から完璧に運営できる人なんていませんし、試行錯誤しながら成長していくものです。
1年目の失敗と気づき
1年目はとにかく学ぶことが膨大にありました。お客様対応、施術の質、スタッフとのコミュニケーション、集客の方法、経理の管理……と、すべてが初めての経験で、何が正解なのかもわからないまま突き進んでいました。
① 求人活動の甘さ
開業当初はスタッフ集めるのは何とかなるだろう、、と思っていましたが、求人をだしたからといってすぐに採用が決まるというものではありません。本当に時間もお金も手間もかかるのが採用活動です。
大変ですが、それなくして安定的なサロン運営など絶対にできないと確信があります。
② スタッフとのコミュニケーション不足
スタッフを採用しても、「とにかく施術をやってくれれば大丈夫」という考えで、しっかりとした研修やコミュニケーションの場を設けることができていませんでした。
その結果、スタッフのモチベーションが上がらなかったり、サロンの方針が統一されなかったりと、チームとしてまとまりがありませんでした。
今なら、「セラピストとの定期的なミーティングが必要」「目指す方向性をしっかり共有することが大事」とわかりますが、1年目はその重要性に気づいていなかったのです。
③ 集客の難しさ
集客をしようとしても、思うように予約が入らない。広告を出しても効果が見えにくく、「何が正解なのか?」と悩む日々が続きました。
今では、「ターゲットを明確にして、魅力的なメニューを打ち出し、お客様にリピートしてもらえる仕組みを作ることが大事」、できることは何でもやってとにかく認知を高めていくことがとにかく大事とわかりますが、当時は試行錯誤の連続でした。
経験を積むことで見えてくるもの
このように、1年目は反省点だらけです。しかし、どんなに本を読んで勉強しても、実際に経営してみないとわからないことは山ほどあります。
例えば、
- お客様が求めていることは何か?
- どうすればスタッフのやる気を引き出せるのか?
- どの集客方法が効果的なのか?
- 経費をどこまで削減できるのか?
これらの答えは、実際に経営しながら試行錯誤する中で少しずつ見えてくるものです。
学びを意識することが重要
サロン経営は、ただ施術を提供するだけでは成り立ちません。経営者として、常に学び続ける姿勢が求められます。そして、この学びはサロン経営に限らず、他の仕事をする上でも必ず役立ちます。
例えば、
- 問題解決力:経営の中で出てくるトラブルに対応する力は、どんな仕事でも必要なスキルです。
- コミュニケーション力:スタッフやお客様との関係を築く力は、ビジネスのあらゆる場面で活かせます。
- マーケティング力:集客やブランディングの知識は、どの業界でも通用するスキルです。
- 数字の管理能力:売上や経費を把握する力は、経営だけでなく個人の生活にも役立ちます。
このように、サロン経営で得られる学びは、他の分野にも応用できる貴重なものばかりです。だからこそ、どんなに忙しくても、どんなに大変でも、「学び続けること」を意識することが重要だと感じています。
まとめ
1年目のサロン経営を振り返ると、本当にめちゃくちゃでした。今なら「こうすればよかった」と思うことばかりですが、その時は精一杯やっていたつもりでした。
しかし、オーナーというのは「やりながら学んでいく仕事」です。最初から完璧を求めるのではなく、試行錯誤しながら成長していくことが大切なのだと実感しています。
そして、学び続けることで、経営者としての視点が広がり、より良いサロンを作るためのヒントが見えてきます。この知識や経験は、サロン経営だけでなく、どんな仕事にも役立つものばかりです。
これからも、学びの姿勢を忘れずに、一歩ずつ成長していきたいと思います。