オーナーのつぶやき

最初の3年は様々なことを経験する時期

リラクゼーションサロンの経営をしておりますが、私の経験からして、最初の3年間は大変な時期です。特に最初の1年目は大変です。

もちろん「儲かりそうだ」というモチベーションで始めることが多いので、すぐに儲かればいいのですが、えてしてすんなりとはいきません。
スタッフがたくさん集まり、お客様も順調に増える…そんな理想通りに進めば良いのですが、現実はそう甘くはないものです。

誰もが通る経営の壁

実際には、想定外のことばかり起こります。

  • 信頼していたスタッフが突然辞める

  • 税金・社会保険の支払いに追われて資金繰りが苦しくなる

  • 求人を出しても応募が全く来ない

  • 集客がうまくいかない

一つ一つはなんとか対応できても、これが重なったときは正直心が折れそうになることもあります。
頑張っているのにお金が増えなくて、むしろ持ち出しになっていき「なぜ自分はこの道を選んだのだろう」と思う瞬間、きっと皆さんにもあるのではないでしょうか。

それでも続けてこられた理由

それでもやめなかったのは、お客様からの「ありがとう」の一言や、リピートしてくれる笑顔、スタッフの成長があるからです。
そして、少しずつでも集客や求人が改善したり、スタッフが成長してくれた時に「続けていて良かった」と心から思える瞬間があります。

この積み重ねが、辛い時の支えになってきました。

わたしも最初の1年はなかなか辛くて、スタッフもお客様も増えなかったのですが、今では少しずつスタッフも増えて現場を任せられるようになり、現場以外の仕事に集中することができています。

一歩ずつでも前に進めばいい

サロン経営を始めたときは、だれでも素人です。フランチャイズのマニュアル・本部の支援というサポートがありますが、それでも素人に変わりはありません。

正直言ってお役所向けの書類はこれであってるのかな?と思いながら申告したりしていますし、指摘されて直すこともまだあります。

本部提供のマニュアルに書いてあってもやらないで、うまくいかず、その後反省してその通り実施したりすることもあります。そんな形で失敗ばかりですが、すこしずつ成長しています。

悩み、戸惑いながら毎日必ずやってくる課題(予想外のことが発生するのにはもう慣れてきました)をひとつずつこなしています。

いまでも未完成ですが、最初のころは今と比べてもひどい経営者でした。多分引退するまで未完成のまま少しずつ経験を重ねて成長していくのだと思います。


スタッフの教育も、集客も、資金繰りも、すべて一気に解決できる魔法はないけれど、
「昨日より少しでも良くなった」と感じられる一歩が積み重なれば、それで十分だと思うのです。

3年間経験すると、大体経験できる

予測不可能なことが多いといっても、さすがに3年ぐらい経験しているとパターン化できるようになります。前にもこんなことがあったなとか、前はこれで失敗したなとか自分の中で道筋を立てて処理できるようになります。

できるならスタートダッシュで頑張りたいですが、そうでなくても経営初心者なら必ず学ぶことを学ぶ期間でもあります。

粘って、粘って、手を動かす

今まさに厳しい時期にいる方も、いつか抜け出せるタイミングが来ます。

小さな成功やお客様からの言葉、仲間との会話…そういった「ほんの小さなきっかけ」を大事にするしかないんです。

心折れるようなことがあるかもしれません。

お金の部分ではどうしようもないこともありますが、オーナーが手を動かして何とかなることも多いです。毎日すこしずつでも手を動かしていれば、1カ月後、3カ月後見違えて効果が出てくるはずです。

一緒に踏ん張っていきましょう!

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