オーナーのつぶやき

口コミ一つ一つの積み重ねがやがて大きな効果になる

ヴィラ平和島店でも、河内松原駅前店でも、現在ホットペッパービューティに出稿しており、ご来店いただいたお客さまからたくさんの口コミをいただいています。

口コミを投稿していただくのはとても店舗としてはうれしいのですが、お客様の立場に立って考えてみるとわざわざ投稿するというのは、面倒です。

自分一人で施術を受けるのであれば、自分の受けた感想を自分の判断基準に照らしていくかどうかを考えればいいだけです。

何も他の人に伝える必要はありません。

ホットペッパービューティやGoogleの口コミに書くとなると、よいしょと重い腰をあげて書いていただくことになります。

これまで他の人が書いている口コミを参考にするけれども、自分では書かないという人のほうが多数派でしょう。私もお客様の立場ならそう思います。それでもかいていただけるのは本当にありがたいです。

貴重な時間をつかい、また文面を考えて口コミを投稿してくださるお客様、本当にありがとうございます。あらためて御礼申し上げます。

さて、店舗にとってみると口コミを集めるというのは、新規のお客様が来店するハードルをさげるための行動です。まだ当店をご利用いただいたことがないお客様は、リラクゼーションサロンでどんな施術を受けるのかがわかりません。

整骨院や整体院を訪問したことはあるけれども、リラクゼーションサロンを訪問したことがないという人もいるでしょうし、サロンを訪問したことがあっても、やはり緊張するものです。

一体、ヴィラ平和島はどんなサロンなのか。

店舗から発信する情報はいいことばかりかいてある高い可能性があるので(あえて悪い情報はかかないですよね)、初めてのお客様は書いてあることは信じていません。でも、これまでいったことがあるお客様の声は生の声ですから、信頼性が高いのです。

一つ、二つぐらいの口コミであればあまり効果はないかもしれませんが、100個、200個と口コミが溜まっていくと、それなりの信用性が出てきます。

当店だけではなくて、他店舗様も100個くらいざーっと口コミをみていくとどんな店舗なのか想像ができます。いい口コミも悪い口コミもあって、不思議と大体の相場がわかります。

もちろん口コミだけで来店してくださるわけではありません。

店舗の前でvillaの看板を見て、ホットペッパービューティのページをみて、公式のウェブページを見て、instagramをみて、場合によってはこのブログも見て、googleの口コミを見て様々な角度から間違いがないことを確認して、さらにキャンペーン価格でお試しでようやく来てくださるのです。

つまり、新規ご来店のお客様が複合的に判断されるハードルをさげるための努力であるということです。

本当の口コミ(知っているお客様の紹介)がなんと言っても、一番強力な口コミですけれども、それ以外のオンラインでの口コミもやっぱり新規の方にご来店いただくための大切な要素ですね。

さて、質の高い口コミはすぐにたくさん集まるわけではありません。コツコツと何カ月、何年もかけて集まっていくものです。

たくさんの方に施術をした結果ようやくいただけるものですし、質の高さもスタッフのレベルが上がっていくにつれて次第にいい口コミになっていくからです。

とはいえ、地元のお客様相手のサロンの場合マーケティングはやはりわき役です。

普段からご利用いただいている地元のお客様に質の高いリラクゼーション施術をご提供する、というサロンの目的からズレては何の意味もありません。

新規のお客様をどんどん増やして新規のお客さまだけでお店を回していくんだ、というのは当店の場合間違っています。リピーターのお客様あってのサロンです。

では、増えてきたら新規の方を呼び込む努力はしなくていいのかというとそんなことはありません。

これまで開業から3年経過して、それなりにお客様もありがたいことに増えてきましたが、常連のお客様もいろいろな理由でご利用していただけなくなることはありますので、新規のお客様を呼び込み続けるということはやはり欠かせないのです。

しかし、繰り返しになりますが、新規集客の一手段であるウェブマーケティングを過信してはいけないです。

最初に来てくださったお客様が次第にセラピストと顔なじみになって、落ちつける空間として何度も、定期的に足を運んでくださるようになるという一連の流れの中でマーケティングを位置づける必要があります。

来店ハードルの著しく高い初回のお客様に見ていただく数を増やし、少しでも口コミで初回でお試しに行ってみるかと思っていただけるお客様の数を増やしているだけです。

ホットペッパービューティの営業担当の方と話していると、あたかもウェブマーケティングが経営のすべてというような感覚で話してくるので、それにつられそうになりますが、新規のお客様を増やすというサロン経営の一部の機能を、広告を使いブーストさせているだけです。

店舗ビジネスの典型であるリラクゼーションサロンはリピートしてもらえるようになってナンボの商売ですから、入り口は広げつつもスタッフのレベルアップを図っていくことに尽きるなあと、肝に銘じて仕事をしています。

一つの成果が出るとそればかりやりたくなりますが、そんなに単純なものではないなあというのは嫌というほどわかっています。何事もバランスよくですね。

 

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