先日、ドンキホーテ(現PPIH)会長の安田隆夫氏の著書「運」を読みました。
「運は自分でコントロールできないもの」と思いがちですが、実は自分の行動次第で引き寄せられる、と説かれていてとても印象に残りました。
特に心に残ったのは、マージャンにおける運の考え方。流れが来ているときには積極的に勝負に出る。逆に流れが来ていないときには耐え、情報を集め、次に攻めるときにどう動くかを考える。
その「準備の時間」が勝敗を分けるという話でした。
サロン運営と「流れ」
リラクゼーションサロンにも繁忙期と閑散期があります。夏はお客様が多く、売上も伸びる一方で、冬はどうしても落ち着いてしまいます。
この「閑散期」をどう過ごすかが、次の繁忙期で結果を出せるかどうかー「運」をつかめるかどうかを決めるのだと思います。
冬の準備 ― 研修で力を蓄える
当店でも、冬はただ待つのではなく「仕込みのシーズン」と位置づけています。
例えば…
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バリ式リンパマッサージの復習研修:基本の流れを徹底的に確認し、仕上げを磨く
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ヘッドスパの強化研修:眼精疲労や頭の重さに対応できるよう、手技の細かい部分を練習
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足つぼリフレクソロジーの技術チェック:反射区の理解を深め、お客様に合わせた力加減を学ぶ
- 新メニューの開発:新しいメニューをスタッフ間で作り、お客様来店のきっかけを作る
こうした研修を重ねることで、スタッフ全員がレベルアップし、春にご来店いただくお客様へさらにご満足いただける準備をしています。
そのほかスタッフが有給をとったりして、リフレッシュしてもらうというのも大切です。
準備しているサロンだけがつかめる「運」
準備を続けることで、繁忙期には大きな差が出ます。
技術力が高まったサロンは、お客様からの信頼を得てリピートや紹介が増えますし、その活気に惹かれて新しいスタッフとのご縁にも恵まれます。
これもまた「運」を味方につける力だと感じます。
運は準備の上にやってくる
結局、運は誰にでも訪れるものです。
ただ、それをしっかりとつかめるかどうかは「どれだけ準備をしてきたか」で決まります。
「チャンスの神様には前髪しかない」という言葉の通り、訪れた瞬間に掴めるかどうかが勝負。だからこそ、私たちは日々の準備を大切にし、お客様に「来てよかった」と思っていただけるサロンを目指してまいります。
