サロンを運営している中で、嬉しい瞬間はいくつもありますが、その中でも特に強く感じるのが「セラピストの指名が増えてきたとき」です。
売上が上がることももちろん大切ですが、それ以上に、現場で働く一人ひとりが評価されている実感を持てる瞬間は、オーナーとして非常に価値のあるものだと感じています。
指名は信頼の積み重ねの結果
セラピストは、経験を重ねることで確実に成長していきます。
特に未経験からスタートした場合、最初は覚えることも多く、施術もぎこちない部分があります。しかし、500時間、1000時間と施術を重ねていく中で、技術だけでなく接客や空気感も磨かれていきます。
その結果として、「あなたに施術をしてほしい」と言っていただけるようになる。
これは単なる偶然ではなく、積み重ねてきた努力と経験が形になった証です。だからこそ、その変化を目にしたとき、オーナーとしての喜びはとても大きいものになります。
最初は“サロン”にお客様がつく
サロンを立ち上げたばかりの頃は、お客様は店舗に対して来店します。
立地や価格、雰囲気、クーポンなど、いわゆる「サロンの魅力」で選ばれる段階です。このフェーズでは、個々のセラピストというよりも、サロン全体でお客様を受け入れている状態です。
しかし、この状態だけでは長期的な安定にはつながりません。
最終的には“人”にお客様がつく
理想的な形は、お客様が「この人にやってもらいたい」と思って来店してくださる状態です。
セラピスト個人にファンがつくことで、リピート率が安定し、予約も埋まりやすくなります。そして、その積み重ねがサロン全体の強さにつながります。
これは、サロンとしても目指すべき姿ですし、セラピスト自身にとっても大きな価値になります。
指名が増えると収入も変わる
現実的な話として、指名が増えることでセラピストの収入も上がっていきます。
同じ時間働いていても、指名が多い人とそうでない人では、結果に差が出てきます。これは厳しいようですが、サービス業としては自然なことでもあります。
だからこそ、「指名が取れるセラピスト」を増やしていくことが重要です。
単に人数を増やすのではなく、一人ひとりがしっかり稼げる状態を作る。これがサロン経営において大きな意味を持ちます。
稼げる人を増やすというテーマ
私のサロンでは、「稼げる人を増やす」ということを店舗運営の軸にしています。
セラピストが成長し、指名が増え、収入が上がる。その結果として仕事にやりがいを感じ、長く働いてくれるようになる。
この流れができると、サロンとしての安定感も一気に高まります。
逆に、ここがうまくいかないと、人の入れ替わりが激しくなり、常に採用と育成に追われる状態になります。
オーナーとしてできること
では、オーナーとして何ができるのか。
技術の研修はもちろんですが、それだけでは不十分です。接客の考え方や、お客様との向き合い方、リピートにつながるポイントなど、日々の中で共有していくことが大切です。
そして何より、「成長している姿をきちんと見ること」。
指名が増えてきたセラピストを評価し、その変化を認識することで、さらに良い循環が生まれます。
指名が増えるというのは、単なる数字ではありません。
それは、お客様から選ばれているという証であり、セラピスト自身の価値が高まっているということです。
その積み重ねをサロン全体で作っていくことが、結果として強いお店を作ることにつながると感じています。
