平和島のお店紹介

平和島のカフェ:ベルクルール(Belle Couleur)

2023年1月も気が付けば月末になりました。今月のヴィラ平和島食事会は、新しく当店に加わったセラピストと一緒に食事でもしながらのんびり話をしようということで、平和島駅ほど近くにありますベルクルールさん(以下敬称略)にお邪魔します。

環七通りに面した鶏焼肉東京本店の横の小道をしばらく進むと紫の看板が見えてきます。

鉄板・お好み焼きあそうが、斜め前にあります。

チーズメニューが豊富

こちらの店舗はチーズをメインとしたカフェです。もっと言えばチーズケーキを楽しんでほしいというコンセプトを打ち出している店舗です。

オーナーの方は10年以上居酒屋業界でお勤めののち、北海道で知り合いの方の職場でラクレットチーズなどの製造を学んだそうです。手伝ううちに自分でも作ってみたい、そしてチーズを使った料理を作ることに興味が膨らんだとのこと。

その後地元である平和島に戻り、おしゃれなカフェが減っていった平和島を盛り上げるべくチーズケーキを出すお店をオープンされました。

一度来てメニューを見れば、このお店のウリであるチーズ推しがよくわかります。

小さな店は何がコンセプトなのかをはっきりと

小さい店舗は何がその店舗のウリなのかをしっかり打ち出して、この店といえばこのメニューということをお客様に意識付けするのは欠かせません。ここでしか食べられないものをお客様は求めてくるのですから。

チーズケーキだけじゃない豊富なメニュー

さて、ビールなどを注文していよいよ乾杯です。ウーロン茶もお洒落なビンにはいっています。今月もみなさんお疲れさまでした。

チーズ料理がメインのお店ではありますが、オーナーさんの長年の居酒屋店勤務経験を活かしたカフェメニューははずれがなく、ヴィラ平和島の食いしん坊スタッフもあっという間に次々とメニューを平らげていきます。

今回いただいた料理をご紹介していきましょう。

前菜プレート

お洒落な黒いプレートにのった前菜をいただきます。チーズづくしでどれもお酒が進む一品ばかりです。

サラダ

和風ドレッシング、ゴマ風のドレッシングがかかっている2種類のサラダはシャキシャキ食感。生ハムが乗っているサラダはとくに私のお気に入り。

ローストポーク

約4時間かけてローストしたポークソテー。弱火でじっくりと低温調理した一品で、この柔らかさは時間をかけないと出せません。

つけあわせの特製ソースがお肉によく合います。付け合わせのわさびを加えると、また香りが立って味の変化を楽しめます。

ラクレットチーズピザ

「やっぱりラクレットチーズは全然味が違いますから、オススメです」

普通のピザを注文しようと思っていましたが、オーナーさんのオススメでこちらの商品に変更。

大きなラクレットチーズをオーナーさんが持ってくると、セラピスト一同「おお~」という声ともに、自然とカメラ撮影モードに。

 

やきあがってきたフワフワのピザの上にたっぷりとラクレットチーズがオン。

チーズの濃厚な香りと、焼き立ての小麦の香りが口の中で混ざり合って最高の味です。

 

石焼ビビンバのチーズリゾット

4種類のチーズがたっぷりと入ったチーズリゾット。石焼ビビンバの器に入っているので、テーブルに提供されたときにはぐつぐつと沸騰していて、アツアツ。

とりわけたところで、私は胡椒をたっぷりとかけていただきました。複数のチーズが混ざり合って風味が強いです。

シンガポールチキンライス

せっかくなのでカフェメニューも注文してみました。新人の大庭が食べたそうにしていたチキンライスを注文。ごはんは大盛にしてもらいました。

焼きチーズパスタ

ボロネーゼを入れた焼きパスタも注文しました。濃厚なソースがよくパスタと絡んで箸が進みます。

最後のソースまですべてパンであまさず食べたくなるようなソースとチーズのコンビネーションです。冬という事もありホットワインが飲みたくなりそうです。

バスクチーズケーキ

一通りお腹がいっぱいになったところで、こちらのメイン商品であるバスクチーズケーキをいただきます。

オリジナルの味に加えて、その日のメニューもあるとのこと。訪れた日は細かく砕いたピスタチオを練りこんだチーズケーキも選ぶことができました。

「バスクチーズケーキは、大きく焼いたほうがおいしいんです。おおきいほうが固く焼きあがった表面と、中のとろとろ食感の違いがより楽しめますから。」とオーナーさん。

今までもクリスマスのイベントなど期間限定で大きめのサイズを販売したこともあったそうですが、いよいよ大きなチーズケーキが定期的に食べられるようになりそうです。

ドリンク類

アルコールやソフトドリンクも安い値段に抑えられていますし、食事をしている方限定でのコーヒーを安い値段で提供するサービスもされているなど、随所に普段使いしてほしいという想いが感じられます。

有吉散歩に取り上げられて来店数急増

ふと壁に目をやると、2019年に開業してしばらくしてから有吉散歩で取り上げられたときの紹介ポップが飾ってあります。

有吉弘行、勝俣邦和、に加えて地元出身の丸山桂里奈が訪れてベルクルールの商品をアピール。撮影は忙しいので、何を注文するかわからないのですがその時間内で出せるものをということで、てんてこまい。

 

とはいえ、当日の撮影時は出演者が盛り上げてくれたこともあり、地上波で15分ぐらいの尺で放送されると広告効果はてきめんです。

放送翌日からプチバブル状態となり、遠くは相模原からも予約の問い合わせが入るなど忙しくなったとのこと。その効果は3ヶ月以上続いたそうです。テレビの力はまだまだ偉大ですね。

新型コロナで一転大ピンチ

しかし、世の中何があるかわからないもので、その後2020年年初からの新型コロナウィルスの感染拡大により客足がパタリと途絶えてしまったそうです。

そんななかでもテイクアウトメニューを増やして売上を確保しながら、なんとかコロナの3年間を耐えて、現在は次第にお客様が戻ってきたとのこと。

今メニューがたくさんあるのは、その時に増やしたメニューをそのまま提供しているからとのことでした。

チーズケーキを前面に押し出した店舗へ

このタイミングで、本来やりたかったチーズケーキを独立させた形にしていくため、新型コロナの3年間で増えたメニューの一部見直しなどを進めて、お客様により早く料理が提供できる状態にすることを含めて構想を練っているとのこと。

チーズケーキの自動販売機

お店の知名度も上がり、同店のチーズケーキ需要も一定度見込めたことから、2023年2月4日、縁起よく立春の日にあわせてチーズケーキを自動販売機で発売するとのことです。

ケーキの自動販売機というと、通販で買うような冷凍の商品を思い浮かべますがこちらで販売するのは冷蔵タイプのバスクチーズケーキ。

平和島駅前という場所柄地元の方が普段使いで利用するのがメインシーンとなりそうですので、テイクアウトしてすぐに食べることができる冷蔵タイプは喜ばれるでしょう。

チーズケーキの自動販売機オープン

2023年の2月4日、いよいよチーズケーキ販売がはじまったので、どれどれと様子を見に行ってきました。チーズケーキの自動販売機、確かに営業を始めています。

味は現在、プレーン、チョコレート、ピスタチオの3種類が販売されています。

大きいサイズも販売していました。

自動販売機の横にはこのような説明書きが。

 

平和島チーズケーキ

北海道産クリームチーズと生クリーム、米粉を使用したグルテンフリーのバスク風チーズケーキです。バスクチーズケーキはスペインノバスク地方サン・セバスチャンにある「La Vina(ラ・ヴィーニャ)」というバルの名物チーズケーキです。

高音で表面を焦がすように焼き上げるのが特徴で、焦げはプリンのカラメルのような味わいに中はソフトな食感に仕上がります。

小さいサイズは焦げより中のソフトさを意識して製造しております。

本格的な味わいをお楽しみいだけるよう、自動販売機限定で大きいサイズもご用意いたしました。

一つ一つ手作りで焼き上げております。是非ご賞味くださいませ。

Belle Couleur(ベル・クルール)

自動販売機限定でいよいよバスクチーズケーキが味わえるようですね。

少し前にバスクチーズケーキが流行ったこともありコンビニでも小さなサイズは買うことができますが、大きなサイズはなかなか買うことができません。希少性が人気を高めそうです。

製造が追いつかず、ディナータイムもチーズケーキの仕込み中

販売開始直後という事もあって、大人気のようです。

通常の仕込み体制ではお客様の注文にこたえるだけのチーズケーキを販売することができなくなり、ディナータイムも仕込みで大忙しのようです。

本来のおいしさを味わうには大きなチーズケーキ

大きなチーズケーキはしっかりと表面がこげており、中のふわトロ食感とのギャップを楽しむことができます。

小さいチーズケーキで表面を焦がすまで加熱すると、中まで火が通りすぎてベイクドチーズケーキのような固い食感となり、バスク風チーズケーキではなくなってしまいます。

とはいえ店舗で提供するにはサイズが大きすぎます。カフェでホールサイズのチーズケーキ注文する人はまずいないです。

大きなチーズケーキは小さいチーズケーキ6個分とのことですから、テイクアウト専門という判断なのでしょうね。

ヴィラ平和島は仕込みの1か月

食事がひと段落して、ベルクルールのオーナーさんとなんだかんだと話しているとあっという間に時間が過ぎていきます。

食事をしながら来月はこんな試みをしてみようかなんて相談をすることができました。相談というより、自分のアイディアを何度も話し続けていたというほうが近いかもしれません。

セラピストとしてはオーナーがそんなにやりたいなら、、という感じでしょうか。

まあ、アロマのときもそうでしたが、新しい試みをするときには少し前のめり、かつ小さめにさっさと導入して、うまくいく目がありそうであれは改善する、そうでなければやめてしまうという形がいいです。

特に、リラクゼーションサロンという業態は大きな設備投資は炒りませんから、アイディア勝負のところがありますので、次々と思いついたことを気軽にやっていきたいですね。

まだ数字には見えていない変化

ヴィラ平和島にとって、2023年の1月は仕込みの1か月でした。新人セラピストが新しく勤務しはじめ研修が続いた時期でもあり、さらに何名かのセラピストの方に来ていただけるように採用活動を地道につづけていました。

今月の売上などだけみると、先月とあまり変化はないです。

でも、人も増えてにぎやかになったし、なんだか楽しそうに働いているのがわかるので数字には表れない部分でお店の力がパワーアップしたことがわかりうれしいです。

納得できるルールづくりを

今日のようなイベントなど、楽しく働くことができる環境づくりを心がけることはもちろんですが、人が増えてくるにつれて誰にでもわかりやすい、合理的で公正な仕事のルール作りもかかせないです。

先日の投稿で零細店舗ではウェットな部分も大切という話もしましたが、基準となるルールをよく相談しながら作り上げていく事もまた働いている人の納得感につながります。

セラピストが2~3人の店舗と7~8人の店舗ではセラピストの動き方も違ってきますので、今は丁度過渡期にあたります。

人が増えてもセラピストが心地よく働くことができるような環境づくりのためにもルール作りも大切だなと一人で考えながら帰路についたのでした。

ベルクルールさん、おいしいチーズ料理の数々、ごちそうさまでした。

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