最近、過去の予約状況を確認しながらどんなお客様が来てくださっていたのか、予約はどれくらい埋まっていたのかを見ています。
あわただしく過ぎて行く変化を一日ごとでとらえるのは難しいです。
半年前は全然店舗の状況が違った
それでも、半年ぐらい前になりますと今とは店舗の状況がちがっていますので、振り返りをすることで自分たちが何をこの半年間にしてきたかがわかりやすいです。
予約を見ながら気が付いたのが、今よりもずっと予約がすくなかったし、指名でご来店されるお客様もすくなかったし、セラピストの出勤人数も少なかったということです。
当時はあまり気が付きませんでしたが、これしかお客様が入らないのでは厳しいよなと思うような日も多々ありました。
一つ一つのご縁を大切に
その予約状況をみていたら、ふと当時毎日考えていたことを思い出しました。
それは、予約状況が少ない、と感じるのではなくて、来ていただいていることに感謝して常連の方を大切にしようという気持ちをもつことです。
最近は本当にありがたいことに予約をたくさんいただけるようになって、空いているなと感じる時間帯は少なくなってきたのですが、半年前までは予約がガラガラの日もよくあったのです。
予約が少ないこそ感謝の気持ちを
予約が少ないときには、今あるご縁を大切にして、来てくたさっているお客様とコミュニケーションをしっかりととる好機です。
予約をいただいてありがたいなという気持ちでいれば、すこしずつ日々の行動が変わってきます。
一番大きいのは施術の仕方でしょうし、お客様へのコミュニケーションの取り方もかわってきます。
常連のお客様がいてこそのリラクゼーションサロン
その気持ちで行動することで、この店に足を運びたいと感じてくださる常連のお客様が少しずつ増えていき、予約で埋まるようになっていったのかなと感じています。
キャンペーンなどで値引きをすることは、最初のお客様のご来店を促すという意味では最も有効な手段の一つです。
ただ、値引きすれば何度も来てくださるかというと必ずしもそうではありません。
これだけたくさんのマッサージやリラクゼーションサロンがたくさんあるなかで何度も足を運んでくださるのは、当店のサービスで体が楽になった、しゃべってリラックスすることができたという体験を提供することができているからです。
ご縁を大切にするという気持ちをいつも持つ
リラクゼーションサロンのビジネスは開店してからいきなりお客様が増えるというよりは、じっくりとファンのお客様が増えていって、じわじわと予約が増えるものです。
提供する商品が形がないものですから、試しにくい。
さらに、マッサージ初心者の人にとっては、来店するという行動をとるまでに時間がかかります。
ですから、最初は収益的にどうしてもきついときがあります。
その時にはやはりお客様とのご縁を大切にしていくことで、すこしずつお店は少しずつ良くなっていくということを信じて頑張るのみです。
これはリラクゼーションサロンだけではなくて、ほかの事業にも通じることかもしれないですね。
元に戻るのもすぐ
逆にいえば、今調子がいいからと言っていい加減にサービスをしていると、すこしずつお客様が離れていってしまうということでもあります。
たった半年前は予約が少ない、セラピストが少ないという状況だったのですから、気を抜いたらすぐに閑散とした状況に戻ってしまうのです。
一度来てくださったお客様との関係をより深くしていくというのは、事業をする上で最も大切なことではあります。
ビジネス用語にすれば、カスタマーリレーションシップという言葉になるのかもしれませんが、ご縁に感謝のほうが何となく私にはしっくりきます。
お客様とのご縁を大切にすることで、新しいお客様を呼んでくれることは体験的にわかっていますし、セラピストの採用もうまくいくようになります。
この不思議な力はカスタマーリレーションシップという言葉ではなかなか表せないですし、日本語のご縁のほうがやっぱり好きです。
意識してご縁に感謝する気持ちを持つ
最近少し店舗が忙しくなってきたのですが、今ある環境は当たり前ではないありがたいこと、お客様とのご縁を大切にしていくという気持ちをいつも持ちたいものです。
セラピストと会話をしていても、丁寧に仕事をしてくれているのがわかるのでオーナーの私としては安心していられます(私だけでなく、オーナーはみなさん心配性です)。
オーナー、セラピスト一同これからも一人一人のお客様が快適な時間を過ごしていただけるように、日々の仕事に向き合っていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。