リラクゼーションサロンのオーナーをしていると、もう本当に、考えることだらけです。しかも、ただ考えるだけじゃなくて、次から次へとアイデアを出し続けなければいけません。
アイデアが出なくなったら、もう終わり。それくらい「考える力」が大事なんです。
でも、そんな日々を送っていると、まあよく笑われます。
本人は真剣なんですけど、セラピストや家族から「それ、大丈夫?」なんて笑われることが多いんです。たとえば当店の独自メニュー、お湯のない足湯コース。導入まで本当に考え抜きました。
セラピストがちゃんと使ってくれるだろうか、お客様に受け入れられるだろうか、どんなコースにすればいいのか。悩んで考えました。
「いい湯だな、アハハン120分」という施術名を本気で考えたことがあります。ですが、スタッフたちに大笑いされてしまい、さすがにやめました(笑)。
それでも、笑われたからといって立ち止まるわけにはいきません。
行動していれば、笑われるし、批判されるのが当たり前です。世の中には評論家が山ほどいて、動いている人に「それ、違うんじゃない?」と指摘するのが大好きです。
でも実際に行動している私たちには、何が正解かわからない。だからこそ、他人の声に惑わされず、自分で試して、失敗して、学んでいくしかないんです。
オーナーになれる人なんてそう多くはありません。だから世の中のほとんどの意見はやったことがない人の意見です。
私もこれまで、数え切れないほど失敗してきました。無駄にしたお金は、たぶん1,000万円どころじゃないと思います。特に広告で失敗しすぎて嫌になるほどです。
でも、その「無駄」に見えるお金や時間を使わなければ、見えない景色があるんです。広告を使って時間を節約して集客・求人を常にかける。これはやっているのとやっていないのでは大違いです。
でも、正解はわからないし、常に環境が変わるから今までの方法が通じなくなります。
わからない中行動しているから、失敗したらまた笑われる。セラピストもまたオーナーが変なこと言いだしたと思っているはずです。
でも、これがオーナーの宿命だと思います。
でもね、そんな笑っている人たちを横目に、信じられないくらいの収入を得る可能性があるのも、オーナーの特権です。
だからオーナーの皆さん、あえて「バカ」になりましょう。未完成でもいいんです。失敗してもいいんです。
大事なのは、そこからちゃんと学んで、次に同じ失敗を繰り返さないこと。
今日もまた、笑われながら、一歩前に進みましょう。