オーナーのつぶやき

あっという間に半年がおわりました

今年もあっという間に半年が過ぎました。

自分なりにやってきたつもりですが、できていないこともたくさんあります。課題となっている採用活動を頑張りましたが、結果は60点でした。

これは自分のマインドがまだ本気になっていなかったからです。まだ今の段階で100点の行動はできていませんが、今より全然行動していなかった今年の春先なんて10点か20点です。その状態では当然求人応募なんて来ません。

常に採用活動は遅れて売上という形で効果がでます。

適切に求職者にアプローチして2~3ヶ月で応募の増加が見込めてきます。それまでは複数の広告を見て比較検討したり、複数のサロンに応募したり、そもそも転職しようかどうかを迷う時間です。

そして、在職中に仕事を探している方は、1~2カ月先に勤務を開始することが多いので、そこからまたズレます。

さらに、入社後に研修をしていきますので、その研修に1~3ヶ月かかります。

となると、トータルで見ると「セラピストを増やさなきゃ!」と思って即全力で行動してから、お客さまに入れるセラピストさんに働いてもらえるようになるまでは半年かかるということです。

これを書いているのは2025年7月ですが、例えば求人を今からがんばってやったとしても、売上という形で効果が出てくるのは2026年の1月です。

別の見方でいうと見えない形で、早く採用していれば得ることができた売上がどんどん失われていくということです。

人が足りない状態というのはお金を失っている状態なのです。求人広告でお金は流れていきますが、求人をしなければもっと大きなお金を失っています。失う量がどちらが多いかという話です。

どちらのほうが得をするか?という話であれば、うごきやすいですが、どちらのほうが損失が少ないですかという話には人間なかなか乗り気になりません。私もこの点に気が付くのにずいぶん時間がかかりました。

つまり、人が充足しない限り、お金は毎月捨てるのを覚悟で求人費用は出し続けないといけません。

それと並行して、もちろん今働いているセラピストにも頑張ってもらうように環境を整えることも大切です。それなくして新規の人だけ追いかけても仕方がありません。

大きな穴の開いたバケツに水を流し込み続けているようなものです。

既存のセラピストさんのフォロー、それと新規の方の応募数は実は密接に関係しているのですが、これが実感できるのはオーナーさんだけでしょう。

求人サイトの営業担当から話をきくだけでは新規の応募者に対してどれだけ露出しているか、求人サイトPV数、応募率の%だけしか理解できません。

これは私もそうでしたが新米オーナーの時は、営業の話を聞いてつい新規をふやすには?ということばかり考えてしまうのですが、それでは不十分なのです。

バケツに流し込む水の量しか求人媒体の営業担当には見えていない。

これは仕方がないことです。バケツの底に空いている穴の大きさ(ゼロにするのは不可能)はオーナーがチェックするしかありません。

バケツの穴を小さくするには、前回お話した通り法令順守サロンを目指すということです。

アットホーム、居心地の良さよりも法令順守です。居心地の良さは法令順守した結果、おまけについてくるもので、私は経営者として居心地のよさを目指してはいけないとおもっています。

居心地の良さはスタッフの主観です。私がコントロールできるものではないので、それをベンチマークにすると店舗のあるべき姿がわからなくなるからです。

話がつい求人になってしまいましたが、こんな調子であっという間に1年が終わってしまうのかあと思いながら、日々やるべきことに追われています。

仕事しなくても利益さえ出ていればいい

どんな努力をしていても経営者は売上を上げているか、利益を出しているかで評価されます。

当店は小さなサロンですが、利益を出すということの重要性は大きな会社といささかも変わることはありません。いや、何かあればすぐに吹き飛んでしまうような規模だからこそ、より重要なのです。

利益を貯めておかないと、不測の事態に備えられない

毎日のセラピストの頑張りを利益という形で積み重ねていって、不測の事態に備える。

店舗を経営していますと、何かと予期せぬ出費が出ていきます。洗濯機が壊れたとか、人の入れ替わりで研修費用が増えるとか、様々なことが起こります。その分のお金を貯めておかないと対応できないです。

それに冬の時期になってお客様が減り利益がへって赤字になってしまったときにも備えておかないといけません。自分でお金を貯めておいて、そこから払うしかありません。

夏の時期はお客様が増えやすいのと同じく、冬の時期はお客様が減りやすいのです。雪国ではないですが、冬支度は忘れないようにしたいものです。

3年もやっていますとその傾向はさすがにわかっているので、目先のことだけではなく、しっかりと準備をしてこの冬に備えていきます。

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