これまで私はブログ記事をたくさん書いてきました。最近の生成AIの発展ぶりに目を丸くしながらも、書くことで頭を整理したいという気持ちで書いているので、自分で書くことを中心にしてきました。
でも、ここまで300以上の記事を書いてきたのでふと思ったのです。これまで作成してきた記事を学習させたとしたら、私の文体、思考のクセを盗みきって自分にしか書けない文章をかくChatGPTができるのではないかと。
プロンプトを積み重ねることで変わる文章
普段ChatGPTを使う人は、特定のテーマについて、短い文章で指示を出すことが普通でしょう。
たとえば当店でいえば、「11月上旬をテーマとして、サロンのブログ記事を書いてください。」というような指示でしょう。
これでも最近のChatGPTは相当賢いのでそれなりの文章を書いてくれますが、プロンプトに次々指示を出していくと、さらにこちらの望み通りの文章を返してくれるようになります。
過去記事を読み込ませるという発想
私は、実はここら辺までやっていました。ですが、これだけではまだまだ使いこなせていないことがわかりました(笑)
ではどうすればもっと私らしくなるかというと、過去の自分のブログ記事をすべてMyGPTに読み込ませて記事を書いてしまうのです。すべての文章を学習させて、自分の書く癖をすべて学習させてから記事を書きます。
何万字も読み込ませて学習させて、私のコピーを作るのです。
自分より“自分らしい”文章が生まれる瞬間
試しにつくってみたところ、今までとは格段に違う文章になりました。先日はGoogle spreadsheetで動くマクロをChatGPTにつくってもらって驚きましたが、またこの文章を読み込ませることにより、さらに驚きました。
もちろん手直しする部分はありますので、部分的に直していきますが、できあがった記事をさらに学習させるとさらに自分らしくなっていく。
このループをつくることで自分のコピーを作ることができます。
AIで“自分の文体”を再発見する
少しプロンプトを書くという使い方では味わえない感動があります。そして自分よりも自分らしい文章を書くようになります。いい文章書くなあ、自分(笑)という気分になるかもしれません。
なんだかおそろしいですね。
ということは、自分に限らず他人の文体をいくらでもマネすることができるということでもあります。ただ、出来上がったものは自分の気持ちとシンクロしないので書いていても、自分が書いたというような感動はないかもしれませんが。
これからの文章生成とAIの関係
今はテキストで文章を読み込ませていますが、あと数年したら読み込ませる必要もなく指示を出すだけで文章を取り込んで学習するようになることは間違いありません。
ただ、ある程度自分なりの文章というのが書けないと、やはり自分なりの、味のある文章は書けないのかもしれません。GPTが吐き出してきた初案が、いいのか悪いのかの判断がつきませんから。
さて、この文章は生成AIをどれくらい使って書いたでしょうか?
