オーナーのつぶやき

2店舗がお互いに補い合う

私たちは、東京の平和島店と大阪の河内松原駅前店の2店舗を展開しています。この記事を書いている2025年5月現在、平和島店はオープンからちょうど3年、河内松原駅前店はリニューアルオープンしてから約9カ月が経ちました。

これまでの歩みを振り返ると、やはり最初の1店舗目、平和島店は試行錯誤の連続でした。

場所柄、競合も多く、どうやってお客様に来ていただくか、リピートしてもらうかを日々考え続けてきました。おかげさまで、今では多くのお客様にご愛顧いただき、安定して予約が埋まるようになっています。

一方、大阪の河内松原駅前店は2024年夏にオープン。

最初は予想通り、一度休みをいただいていたことから認知度が下がっており、なかなか客足が伸びずに悩む時期もありました。ですが、地道な宣伝活動や口コミの力もあり、少しずつ地域に根付いてきて、今では新規のお客様やリピーター様が増えてきたところです。

2店舗の経営をしていて強く感じるのは、「補い合い」の大切さです。

サロンという業態は、セラピストさんのコンディションに大きく左右される部分があります。

たとえば、ある時期に平和島店で体調不良のスタッフが続出して出勤が減ってしまう…そんな時、なぜか不思議と河内松原駅前店ではセラピストの出勤希望が多く、売上も上がる、というような現象が起きたりします。

予約の傾向も似たようなことがよくあります。

どちらの店舗でも基本的にはバリ式リンパマッサージ、タイ古式、もみほぐし、ヘッドスパなど、提供しているメニューはほぼ同じなのですが、ある日は平和島店で単価が低めの短時間コースばかりが予約され、「今日は回数重視の日かな」と思うと、その翌日には河内松原駅前店で高単価コースの予約が集中したり…。良い意味でバランスが取れることが多く、いつも不思議だなと感じています。

こうした動きは、2店舗を経営しているからこそ感じられること。1店舗のみだった頃は、良い時も悪い時もすべてをその1店舗で背負わなければならず、ちょっとした落ち込みがすごく大きなものに感じられたものです。

でも今は、もう1つの店舗の動きも見ているので、全体で冷静に状況を判断できるようになりました。

また、行動量が単純に2倍になるため、例えばキャンペーンや集客施策の効果が見えやすくなったのも大きなメリットです。「この時期はこういうお客様が増える」「この価格帯はこの地域で反応がいい」といったデータが、2店舗間で比較できるので、経営の“筋肉”が鍛えられていくような実感もあります。

もちろん課題もあります。人の動きが多い分、シフト管理や在庫管理などの調整も増えますし、スタッフ同士の意見を聞きながらうまくまとめていく必要もあります。でもそれもまた、サロンを成長させるための大事な経験です。

私の理想は、この2店舗が互いに補い合いながら、それぞれの地域でしっかりと愛される存在になること。店舗ごとの特色を活かしつつ、どちらかが調子が悪い時はもう一方がカバーし、全体として強い経営ができるようにしたいと思っています。

そして、これは何より、お客様や支えてくれるセラピストの皆さんがいてこそ実現できるもの。これからも、もっと良いお店を作っていけるよう日々努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

予約サイト
RELATED POST