昨日(3/23)は店舗を早めに閉めて、恒例の懇親会を開きました。平和島近辺で開催することが多いのですが、今回は梅屋敷まで足を延ばします。
というのも、当店に来てくださる常連のお客様、ルーチェオーナーシェフの野口さんが佐々木を指名してくださるのですが、野口さんから「皆さんでぜひ来てください!」というお誘いがありました。
ということで梅屋敷にありますルーチェに、懇親会で集合です。こちらのお店は昨年の夏にも懇親会でお邪魔いたしました。
野口さんが腕を振るって出してくださる様々な料理をできるだけたくさん頂こうと、セラピストはみなお昼ごはんを食べずに来店です。後半のお客様に施術していた時にはお腹の音が聞こえてしまっていたかもしれませんね。
月に一度くらい、ヴィラ平和島では何かのイベントを開催しています。オーナーの私は店舗に常駐していないのでセラピストと顔を合わせてじっくりと話す機会になっています。
やはり仕事の話が中心になるのですが、それ以外にもお互いのことを知る貴重な場になっています。
店舗ミーティングはもちろん大事なんですけれども、レストランで話をすると開放的な空間で気分もゆっくり、お酒も入ったりして皆リラックスしています。
こんなオーナーの私で緊張することはないと思うのですが、やはりオーナーには違いないので他人から見ると異なる印象かもしれません。
ざっくばらんな雰囲気では普段感じていることが言いやすかったりします。
と、いつも懇親会はにぎやかに始まります。
ルーチェ梅屋敷の珠玉のメニュー、ご紹介
店内を見てみると桜の花が天井から、ぶら下がっています。
今ちょうど桜の時期なので取り付けたのかしら?と思ったら、年明けからずっとつけているそうです。
「僕にとっては年明けたら春なんで♪」
6月ぐらいまではこの装飾のまま行くそうです。
さて、ここからは、アイドルオタクでカラオケが大好きな野口シェフが織りなす料理の数々をご紹介いたしましょう。今回は、ヴィラ平和島特別メニューを作っていただきました!
トリュフのスープ
この鳥のスープ、口に運ぶとトリュフの香りが鼻にひろがります。外は温かく4月の陽気で寒いところにしみわたるという表現は使えませんが、それでも身体にほっこりとしみこんでくるスープです。
前菜盛り合わせ
続いて前菜の盛り合わせです。
・水牛モッツァレラチーズのカプレーゼ
・ニンジンとクミンのゼッポリーネ
・カツオと水タコのカルパッチョ
・サーモンと菜の花のキッシュ
・名古屋コーチンのレバーペースト
・軟骨入りパテ
・ミラノサラミ
この料理を見た瞬間に、今日はお酒を控えておこうというかろうじての理性がどこかに行き、ルーチェ名物の赤いスパークリングワインを注文していました。
なお、12時の方向から料理をひとつずつ説明してくださったのですが、なんか料理の説明と見た目がちがう。。
おや?横を見ると三好がビールをつづけて注文しています。
最初の頃はあまり飲まないタイプだったのですが、最近はセラピストとしての勤務経験を積んで懇親会でもパワーアップが著しいです。
生ガキの盛り合わせ
ルーチェ名物生牡蠣、一皿にドン。見た目がみずみずしいですね。舌にのせただけで、おいしさがひろがります。本当においしいと口に入れた瞬間わかるんですね。
付け合わせのジェノベーゼソース、バルサミコソースを作ってくれたシェフ野口には悪いんですけど、牡蠣の塩分とレモンの酸味だけでみずみずしさ。もちろん最後の味変ソースも美味しく頂きました。
ぷりっぷりっ!ケイジャン風味のガーリックシュリンプイタリアンチップス添え
パリパリのチップからしておいしいです。
ぷりっぷりのガーリックシュリンプとの食感の違いが楽しい一品。あえて違う食感を入れることで、メインの食材の味が際立ちますね。これもまたビールお代わり必死の一品。
生ハムと菜の花、自家製にんじんドレッシングのサラダ
前菜で突っ走ってしまった感じなので、サラダでスピード調整です。野菜の盛り付けもきれいで、みていてたのしいです。
美桜鶏のマスタードパン粉焼き 香草パン粉焼ロースト
この鶏肉もふわふわです。カリッとしたパン粉との相性が抜群。パン粉のなかに香草がはいっているので、風味がしっかりと感じられます。
鶏肉の質の良さ、鮮度の良さもありますが、ここまで柔らかく仕上げることができるのはなぜかな?
松永は驚きで口に入れたまま首をかしげています。
鰆のアクアパッツァ
特別メニューがここで登場です。魚編に春と書いて鰆。まさに今が旬のお魚をアクアパッツァでいただきます。
鰆やムール貝、トマトなどから味が出ていてスープが複雑な味です。
彩野菜のピッツァ「オルトラーナ」
シンプルなだけにピザの出来栄えがストレートに伝わってしまいます。真ん中に乗った半熟卵。
ビザをハフハフしながら口にほうりこんで、ビールを味わう。なんと幸せなひと時でしょうか。
ホタルイカと菜の花のイカ墨を練りこんだ手打ちパスタ「タリオリーニ」カラスミ添え
結構お腹を空かせてきたセラピストたちですが、このイカ墨パスタでしっかりとお腹が一杯になりました。フルコースで昼からの疲れもすべて吹き飛び、整いました。
たくさん料理がでるだけに、味が単調にならないように工夫して出してくれているので、しっかり最後まで完走することができました。
桜のパンナコッタとお好きなジェラート
今回はデサートが二種類。季節に合わせた桜のパンナコッタと、お好きなジェラートです。
4種類から選ぶことができますよということだったのですが、ピスタチオとチョコレートと、、なんだっけ。とにかく塩味に即決!
味はもちろん間違いなしです。
今日は出していただかなかったのですが、お酒に合うデザートもあるそうですよ。
佐々木が誕生日が近かったので、プレートをつくってもらいました。
イタリアンと一口に言うけれど
イタリアンと一口にいいますが、イタリア人にしてみれば自分達の地元の食材を使った料理がそれぞれの自慢の郷土料理。
フィレンツェ、ローマ、ミラノ、ナポリ、シチリア、ベネチアなどそれぞれ個性豊かな都市の料理を総称してイタリアンというのは、外国人だけのようです。
野口さんにいわせると、イタリアではちゃんとしたレストランは数がずっと少ないそうです。
本当におしゃれなレストランは観光地にあるだけで、しかも価格も高く味がおいしいレストランは少ないらしいです。
リーズナブルな価格で食べることができるイタリアンレストランは本場を探してもないと思います。今回はご厚意でちょっとサービスしてもらいましたが、それを差し引いたとしても美味しい料理たくさん頂きました。
丁寧な料理は仕込みが9割
ルーチェでは働いてくれるスタッフさんを大募集しており、壁にスタッフ募集のポップが貼ってあります。その一つに仕込みが大変で負けそうになりそうな人も募集と、オーナーシェフのユーモアあふれる一文が。
それだけ仕込みが占める割合が飲食店にとってはおおきいです。流行りの9割表現を使うと、仕込みが9割というところでしょうか。プロのレベルで提供する料理というのは、仕込みから片付けまで考えると重労働なんですよね。
平和島の居酒屋寿司屋さん、竜道にお邪魔した際の記事にも書きましたけど、お客様に見えている部分は飲食店の仕事のほんの一部です。
食材の買付けから、仕込み、提供そしてそれをお客様の要望に合わせてスピーディに出して行く。おいしい料理を提供しようという想いがないと、できない仕事です。頭が下がります。
セラピストの仕事も「仕込み」が大事
セラピストはお客様に接する前に毎日仕込みをするという事はありませんが、長きにわたる研修はまさに「仕込み」そのものです。
2023年3月の今、ヴィラ平和島では複数のセラピストが研修にはいっています。数人が同じタイミングで異なる内容の研修をこなしていきます。
大変ではありますが長期的に見れば教える側の技術が上がるチャンスになりますし、新人にとってはセラピストとして良いスタートができます。店舗としても、負担がかかっても研修をやりきることができるというのは大きい経験になります。
この仕込みが終われば、素敵な空間を彩るセラピストが増えて、よりにぎやかに皆さまに癒しを提供できる空間がパワーアップします。
正直、プロとして働いてもらうので研修は楽ではありませんが、ハードな研修とのメリハリをつけながらみんなで達成感を味わうことができるイベントも定期的に開催していきたいものです。
プロレスで例えるなら
わかりやすくプロレスでいうなら、地道な基礎練習でレスラーとしての体を作り、受け身や基礎の技を覚えてようやくリングで練習することができるようになります。そこからそのレスラーならではのリングでのパフォーマンスできるようになる。
いきなりシャイニングウィザード、フラッシングエルボー、ムーンサルトプレスができるようにはならないんです。
会話は、言葉だけでするんじゃない
今日は、みんなの気分転換にもなってもやる気もたくさんできましたし、私も野口さんからお皿を通じて会話させて頂きました。
おいしい料理を食べてほしいという真剣な気持ちと確かな腕。それがベースにあってのユーモアセンス、遊び心です。
いつも店舗に入ってくる時に、ユーモアたっぷりにご挨拶していただくのですが、お酒が入るとさらにすごいですね。「このおいしいお酒、誰が作ったのかな~オーナーが見てみたいな~」といいながら一人で飲んでます(笑)
事業をつづけていると人付き合いの輪が広がる
さて、ヴィラ平和島の開業準備が本格化してから約1年が経ちました。
この一年間、セラピストとともに走ってきました。この経験は私にとっての大きな財産ですし、こうした人付き合いの輪が広がることは何にも代えがたい素敵なことです。
これからも日々仕事をしながら、地域の皆様に癒しを提供できるリラクゼーションの場を提供するとともに、セラピストが働いていて楽しいと思える職場を作ってまいります。
主な仕事はブログ執筆と飲み会の企画?ヴィラ平和島オーナーが書いた飲食店紹介記事をもっと読む