オーナーのつぶやき

1%以下の確率を信じ、素直な気持ちを持ち続ける

先日、テレアポの業者さんと話す機会がありました。

テレアポというのは、成功率が低い仕事です。何百件も電話をかけてアポイントが1本取れるかどうか。それ以外はすべて、はずれです。

「あーいらない。」

「営業お断りです。」

「担当いませんので。」

テレアポにはスクリプトというものがあり、そのスクリプトをずっと繰り返していくのですが、それがアポにつながらないことのほうが圧倒的に多いわけです。

そうすると次第に次もどうせ断られるんだろうなという気持ちになってきてしまいますが、続けていくうちに話を聞いてくれる人にあたるとのこと。

ただ、新鮮な気持ちで、このやり方で連絡を取っていけばそのうちにお客様に会うことが出来るという素直な気持ちを持ち続けるということが難しい。

やはり何百件と断られていると、心がすこしなえてしまいます。

ですが、自分の仕事に置き換えてみると採用活動というのは、まさにそれくらい、何百人、何千人という人に見てもらって、それからようやく選んでもらえるかどうかという世界です。

確率が低くても、正しいやり方で頑張り続けることが出来るかどうかが成否を分けます。

並行して、応募していただいた方に、面接の際にただしく自分の事務所の魅力を伝える練習も、その間にし続けていないといけないです。本番になっていきなり話してもうまくいきません(笑)

考えてみると、当店の看板は何千人、何万人にも見ていただいていますが、そこから新規のお客様になっていただけるのはほんの一握りです。

予約をいただくときは、予約することを決めているお客様の電話やネット予約しか来ないので、1%以下の確率論の世界を忘れてしまいがちになります。

ですが、世の中何かを買ってもらう、選んでもらうというのは、100分の1、1,000分の1の世界なんだなあということを改めてテレアポの話を聞きながら思い出しました。

何かを成し遂げるにはバカになれ、とことんバカになれ。これにつきます。

やることをやりきっていくことが大切ですね。

追伸:

以前助成金の話で電話がかかってきたときに、丁度暇だったから話を聞こうと思ったら、電話越しのオペレーターがえらく喜んでいたのは、ほとんど断られている中の一つの電話だったからでしょう。

助成金の説明の話になると、テレアポの人とは違う人が出てくるんですよね。

話を聞くだけ聞いてサービスの申し込みを断った瞬間、それまでのニコニコ笑顔が一瞬で能面になりzoomの画面が切断されたのを思い出しました。

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