オーナーのつぶやき

恐怖を乗り越えて投資することが成功への道

これまでたくさんのセラピストを採用し、教育・研修をして、一人前のセラピストへと育ててきました。

その中でいつも痛感してきたことがあります。それは「恐怖心を克服しながら投資することの大切さ」と「自分自身、そして働いてくれるセラピストを信じることの重要性」です。

今回はこの二つのポイントについてお話ししたいと思います。

投資への恐怖心をどう乗り越えるか

事業をスタートするとき、もしくは拡大や改善のタイミングで必要になるのが“投資”です。サロンの内装や外装にかんする設備投資や研修制度への投資、集客や求人にかかる広告費などさまざまな形があります。

どんな投資をする場合にも、投資をする際は少なからず「本当にこのお金をかけて大丈夫なのか」「投資に見合う結果が出るのだろうか」という不安や恐怖がつきまとうものです。

投資をしなければ現状維持か衰退です。でも投資は失敗することもあります。しかし、この恐怖心を克服しなければ、ビジネスは大きく成長しにくいです。

もちろん無謀な投資はリスクが高いですが、ビジネスなので完全にリスクフリー、大丈夫ということはありません。リスクテイクをするからこそオーナーは利益を得ることができます。

ある程度のリスクを見据えたうえで、必要な投資に次々と踏み切らないと事業は停滞してしまいます。

情報収集と分析

恐怖を軽減するためには、正しい情報の収集と分析が有効です。

必要な経費や見込まれるリターンをシミュレーションすることで、「今どのくらい投資をすべきか」「どんなリスクがあるのか」「リスクに備えるためにどんな準備が必要か」を把握しやすくなります。

小さく始めて徐々に拡大

いきなり大きな投資に踏み切るのは怖いものです。まずは小さく試してみて、成果を見てから段階的に拡大するときもあります。最初の試みはやはりいきなり大きくでるのは怖いです。

たとえば、広告を出すのであれば最初は小さな広告枠を買って効果を検証し、その結果に合わせて次のステップに進んでいくなど、少しずつ投資額を増やしていくやり方です。といっても、ガチンコで事業をしていれば、どんなことをするのでも最低単位は3万円という感じですので、そこから自分の予算の範囲でどうするかを考えることになります。

 自分を信じることが成功への一歩

とまあ、いくら投資の計画を立てても、結局のところ「自分を信じられるかどうか」が大きなポイントになります。

「やりたい」「やるべきだ」と思っていても、実行する段階で「やっぱり自信がない」「失敗したらどうしよう」という思いが邪魔をすることがあるでしょう。弱気な自分の心のささやきは、投資の意思決定をしてお金を振り込むその瞬間まで付きまといます。

しかし、自分自身を信じられなければ、周りの人に対しても本気で期待をすることは難しくなります。

私は、これまでの経験の中で、自分が納得いくまで準備をすることで「自分はこの投資を成功させられるはずだ」と信じ込んで投資に踏み切るようにしてきました。

そしてその自信が、スタッフやセラピストたちにもポジティブな影響を与えてくれるのです。

働く仲間を信じることが、サロンを輝かせる

リラクゼーションサロンにとって、セラピストの存在はまさに“魂”とも言えます。

オーナーがどれほど素晴らしいサービスを構想していても、それを実際にカタチにしてお客様に届けるのはセラピスト一人ひとりです。だからこそ、セラピストを信じて教育し、成長をサポートする姿勢が欠かせません。

教育と研修に投資する

セラピストは技術だけでなく、お客様に安心していただくコミュニケーション力や、お悩みに寄り添うホスピタリティが求められます。

施術もレベルアップには役立ちますが定期的なブラッシュアップもかかせません。

これらを磨くための研修に投資することは、セラピストを信じ、その可能性を伸ばそうとする姿勢としてセラピストに伝わっていきます。

信頼をベースにしたチームづくり

セラピストたちの意欲やアイデアを尊重し、日々の意見交換を大事にすることで、彼らのモチベーションを高められます。私もアイディアをいろいろ聞いたりして、自分なりにそれを形にすることをつづけています。

また、一方的な指導というよりも、「サロンを一緒に作っていく仲間」というスタンスでコミュニケーションをとることでチームとしての団結力が高まり、その結果、サロン全体が活性化していきます。

恐怖を乗り越え、自分と仲間を信じる

ビジネスにおいて投資は大きな決断ですが、その決断は恐怖と隣り合わせです。だからこそ、正しい情報と分析をもとに計画を立てたら、あとは自分を信じ、セラピストを含むスタッフを信じて投資を実行していくことが大切だと感じています。

自信と信頼を土台にした経営は、サロンに活気をもたらし、ひいてはお客様により良いサービスを提供することにつながります。

投資のプロセスを、サロンを続ける限り永遠と続けていくことの覚悟がようやく固まってきたなあと感じています。

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