先日、予約が少ない日がありました。
普段は慌ただしく動いているサロンも、雨が降ったり、急に寒くなるとゆったりとした空気が流れます。
こういう日は、どうしても「大丈夫かな」「予約システムが止まっているのでは」と不安がよぎります。私自身、まだまだ肝が据わりきっておらず、そんな気持ちが顔を出してしまうことがあります。
ただ、その静けさの中でサロンを眺めていると、少し違う視点が浮かんできました。
一日単位で判断しない
お客様が多い日もあれば、少ない日もあります。
これはサロン運営をしていると本当に不思議で、長くやっていても理由が掴みきれません。
でも、ここ数年で気づいたのは、
「1日単位で一喜一憂しない方がいい」ということです。
1週間、できれば2週間単位で見ていくと、流れが自然と整ってきます。
そして長期的に見るほど、サロンの実力がゆっくりと反映されていきます。
私たちセラピストはついその日の動きを追いかけてしまいますが、
オーナーとしては一歩引いて月単位で見ることも大切だと気づきました。
予約が少ない、静かな日も必要です
とは言っても、やはり予約が少ない日は少しショックを受けます。
「もっとできることがあったのでは」と自分を責めてしまうこともあります。
でも実は、こういう日もサロンにとっては必要な時間です。
研修をしたり、溜まっていた洗濯物を片付けたり、業務改善のメモを整理したり。
サロンが成長していくためには、この余白が欠かせません。
忙しさだけでは、なかなか見えないことがあります。
静かな時間があるからこそ、未来の準備ができるのだと改めて感じました。
一つひとつ積み重ねていくサロンへ
お客様の流れはコントロールできませんが、
私たちが積み上げていく姿勢はいつでも変えることができます。
・静かな日は、整える日にする
・週単位、月単位でサロンを見る
・気持ちを落ち込みに任せず、淡々と前に進む
そうやって日々を積み重ねれば、必ずサロン全体の力は育っていきます。
そしてその積み重ねが、いずれ大きな安心感として返ってくると感じています。
不思議と忙しい日もまた来ます。
その波を少しの余裕を持って受け止めながら、
これからも皆で成長していけるサロンにしていきたいです。
