セラピストやスタッフを雇用していると、彼らは「言われた仕事をこなさないと給料がもらえない」という仕組みの中でしっかり働いてくれます。ところが、オーナー自身は誰にも管理されず、やるもやらないも自由です。
そのため、少し忙しくなるとさぼり癖が出てしまいがちです。実際に、私もメルマガやブログなど、「やれば効果がある」とわかっているのに、つい後回しにしてしまうことがあります。
1. リラクゼーションサロンのオーナー業はフルリモート可能
リラクゼーションサロンのオーナーの仕事は、実はどこにいてもできるケースが多いです。予約システムの管理、セラピストとの連絡、広告やSNSの更新など、ほとんどの業務がオンラインで完結します。
- サロンに常駐しなくても回るよう仕組みを作っていれば、フルリモートで対応できる
- 旅行先や自宅でも、PCやスマホがあれば業務を進められる
その反面、言い訳がききにくいのも事実です。遠方だから、移動時間があるから、という理由で「できない」と言うのが難しくなる分、自分自身のモチベーションや管理がより重要です。
2. オーナーは誰にも確認されない
セラピストは「やらなければ給料が出ない」「仕事の評価が下がる」などの理由から、少なくとも一定のモチベーションを維持できる仕組みになっています。
しかし、オーナーにはそういった制約がありません。
- やるもやらないも自分次第
- 進捗が遅れても誰からもとがめられない
結果的に、「今日は忙しいからやらなくてもいいか」とサボり続けると、気づかないうちに数週間、数ヶ月たってしまうことがよくあります。
例えば、毎月のキャンペーンについて、しっかりと準備する必要がありますが、オーナーがやらないと、結局やらないことになります。
3. さぼり癖と効果の狭間で
私が日頃感じているのは、「メルマガやSNSを定期的に更新すると、確実に売上や問い合わせが増えるのに、継続できない」というジレンマです。
- やれば成果が出るとわかっている
- しかし、自分で予定を組んでいないと続かない
こうしたさぼり癖を放置すれば、自分のサロンの成長を自ら止めてしまう結果になりかねません。リモートワークであっても“できない言い訳”は通用しない分、自分を律する力が一層求められます。
4. 自分で成果を体感する
さぼり癖を防ぐには、成果を数字や実感として体感することが一番の特効薬です。
- メルマガを送ると、明らかに予約数が増える
- ブログやSNSを定期更新すると、問い合わせが増える
- スタッフへの声かけや研修をサボらないと、サロンの雰囲気が良くなる
これらの違いをはっきり把握すれば、「やはり続けたほうが得だ」と自然に思え、モチベーションを保ちやすくなります。
5. 仕組みで自分をしばる
オーナーである自分には締め切りや報告先がないので、それを自作するのも一つの手です。
- カレンダーにメルマガ発行日を強制的に設定する
- ブログを更新する曜日を決め、SNSで「毎週○曜日に更新します」と宣言する
- スタッフに「オーナー、今週のメルマガはまだですか?」と声をかけてもらうよう依頼する
外部に公表し、周りからチェックしてもらう状況を作れば、「サボるとバレる」というプレッシャーが生まれて行動しやすくなります。フルリモートでもできるからこそ、自分からアクションを起こすしかありません。
まとめ
- リラクゼーションサロンのオーナー業は、仕組みさえ整えればフルリモートでも対応できる
- 誰にも管理されないため、さぼり癖がつきやすい
- やれば効果があるとわかっていても、忙しさを理由に後回しにしがち
- 自分で数字や成果を体感し、モチベーションを保つ工夫が必要
- 周囲の力を借りて、自分を管理する仕組みを作ると続けやすくなる
サロンオーナーがリモートで自由に仕事できるのは大きなメリットですが、その分だけ自己管理が欠かせません。今日も「できない言い訳」をしないように、自分を奮い立たせて一歩ずつ前に進んでいきたいです。