オーナーのつぶやき

人のマネジメントは、他人の真似ができない

サロン経営をしていますと、あと人が少しいればと思うことがあります。

たくさんのお客様が来ていて、電話でお断りするときには特にそう思います。

サロンにいるスタッフには限りがありますし、体力も限界がありますので無理せずボチボチ働いてもらうとなると、セラピストに働いてもらわなければなりません。物を販売するように追加発注すればいいというわけにはいきません。

今すぐ働いてほしいと思って募集をはじめても、最低でも3ヶ月、大体半年くらいはセラピストに現場で活躍してもらえるレベルになるまではかかります。

一人、また一人と人を集めていって、長く働いてもらうようにしたい。すべてのオーナーの願いです(笑)

そのためには、セラピストに気持ちよく働いてもらうようにマネジメントする必要があります。以下のようなことが挙げられるでしょう。

・採用での丁寧な説明・やりとり

・いつまでも成長できる研修

・他のサロンと見劣りしない給料

・一緒に働く人と働きやすい環境

これらに目配せしながら、バランスよく人を育てていけばオーナーは儲かりますし、それができないのであればオーナーは損をしていずれ店舗を閉めることになります。

この能力がマネジメント能力です。書いてみると単純なようですが、シンプルにこれが奥が深い。

サロンのマネジメントが難しいのは、他の人がうまくいっているやりかたをまねることができないからです。

例えば足しげく店舗にかよってセラピストと会話しながら積極的に店舗の運営に自分も参加していくオーナーさんもいます。

ルールを細かくつくって、その通り運用するオーナーさんもいます。

私は用事がなくても一日に何度も店舗に電話しますし、LINEで指示も細かく出しています。でも電話なんて何度もかけていられない、セラピストに任せたいという人にとっては役に立たないやり方です。

オーナーさんの数だけ店舗運営の正解があります。

傾向としてセラピストに自分から積極的に話しかけるタイプの方が多いと思いますが(待っていてもなかなかセラピストから連絡は来ません)、それでもオーナーさんによってタイプは違います。

自分自身で、様々な方法を試しながら最適な方法を探していくしかないのです。当然途中で失敗することもあります。オーナーの発言って自分が思っているよりも影響力がありますので、やり方によってはセラピストが辞めてしまうこともあります。

一人も辞めないで、失敗しないでお店を大きくしていくオーナーなんていないはずです。大きくなればなるほど様々な悩みも増えながら、なんとか日々課題をクリアして店舗を運営しています。

様々な課題をクリアしながら人が定着できるようにマネジメントしていく力はサロンを経営していると本当に鍛えられます。

いつも書いていますが、一年前から見ると自分で成長したなと思うことが多いですが(あまりにもやることが多くて、こなしていたら自然にそう思えるようになります)

今の状態は1年後、3年後から見るとまだレベルが低いのです。ということは、常に未熟なままマネジメントをしているということです。

未成熟な自分をかみしめて、これからも一つ一つ課題をかみしめて、丁寧に仕事をしてまいります。

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