2店舗目について考える
ヴィラ平和島はおかげさまで開業1周年を迎えました。ありがたいことにお客様がご来店されるので、セラピストは毎日忙しく仕事をしています。
最近、また2店舗目について考えています。
具体的にはまだ考えていませんが、2店舗目を出すことになると、自分の中での「当たり前」の基準を引き上げていかないといけないなと感じています。
もっと売上が増えて儲かったらいいなというなんとなくの気持ちでやっていても2店舗はなかなか出せません。必ず2店舗目出すんだという気持ちをもって経営する。そのためには店舗経営の在り方がちがいます。
感覚としては、毎月100万円以上は稼ぐ、それも軽々と稼ぐという気持ちを持つことです。
例え今稼げていなくても、何の根拠もなくても自信を持つことはとても大切です。
事業計画を立てるにしても、スタッフの指導をするにしても、2店舗目を出して稼ぐんだという強い気持ちがあってこそ方針が定まります。
複数店舗を経営するなら前提条件が変わる
もちろん、2店舗目を出すようなマインドで頑張らなければならないということがいいたいのではありません。
1店舗経営しているだけでも大変なことで、人を雇うかどうかも含めて経営に正解はないです。経営者は100人いれば100人のやり方があるからです
(あえて言うならば、生き残ってお客様に満足したサービスを提供し続けることが正解です)。
ただ 複数店舗をやるということになれば、経営するための条件が変わってきます。
売上・利益・資金繰りなどの数字を把握する。
ITシステムを導入して、効率的な経営を行う。
二店舗目でもすぐ働けるよう十分なスタッフを採用し、研修をする。
オーナーがいなくても現場だけで回る体制を整える。
利益を継続的に出すことで、金融機関が融資しやすいよう、信頼関係をつくる。
なんとなく複数店舗を出すと経営が不安定になる
オーナーが経営に特化せず複数店舗を経営することになると、オーナーが埋めていた実務の部分がおろそかになり、2店舗とも経営が傾いてしまう可能性が高まります。
1店舗目の成功がセラピストの頑張りだけではなく、オーナーが入ることによるメンテナンスで成立している状況ですと、オーナーが抜けた分サービスのレベルが下がり、お客様が来店する足が遠のいてしまう可能性があります。
そうすると、店舗の経営が傾きお客様やセラピストに迷惑がかかってしまうということになります。繰り返しですが、店舗経営に正解はありませんが、継続し続けるということは前提条件です。
オーナーがいないのが当たり前という仕組みづくり
だから、2店舗目を出店する以上はゆうゆうと稼ぐ、それもオーナーがいなくても稼ぐのが当たり前というマインドを自分の中で身につけて、実際にその仕組みをつくっていく。
すぐにはこれは身に付かないですが、経営しているなかで次第に身に着けていくしかないです。人によってはそのマインドが最初から備わっている人もいますが、大体は私の様に不安になりながら、それを打ち消していきながら稼ぐマインドになっていくものです。
イワシの頭も信心からと言いますけども、できるんだというイメージを頭の中にもち今度 は個別にそれをブレイクダウンして、現実にいたるまで細かい仕事に落とし込んでいく。
・資金調達はどうするか。
・スタッフはどれくらいのタームで採用するか。どのように育成するか。
・集客はどうするか。
・どこに物件を探すか。
・店長はだれにするか。
お店を新しく出すというのは、準備段階から含めて1年以上にわたりに何百、何千もの仕事を一つ一つ着実にこなしていくことになります。
そのすべての力の源泉は新しい店舗を作るというオーナーの力です。
そしてその力はもっと稼ぎたい、楽に稼ぎたいという気持ちを持つことから生まれます。変な話ですが、オーナーが楽をすることが、セラピストにもお客様にもプラスになります。
そのためにも今年はなるべく現場に出ないで、スタッフだけで回るような体制を作り上げていきます。
といっても私は店舗が好きで、しょっちゅう行ってしまうんですけどね。遊びに行くけど、現地で仕事はなるべくしないという風にしたいものです。