オーナーのつぶやき

忙しくても助成金の準備はぬかりなく

求人に力を入れている状況ですが、働いてくれるスタッフがさらにレベルアップしてもらうために研修をしたり、待遇を改善することは欠かせません。

それには助成金や補助金をうまく活用する必要があります。

人を雇用していると、毎年6月に雇用保険や労働保険の更新があり、そこでまとまったお金を支払うことになります。この更新がまたヘビーで時間がかかるのですがはやくかたづけるしかありません。

この雇用保険を原資としているのが助成金です。

うまく研修のプログラムに助成金を乗せることができると、あとで研修のお金が返ってくるのですが、思いついたようにもやってもうまくいかないのです。

2カ月~3ヶ月前から、モノによっては半年以上前から助成金のスケジュールを見ながらどのタイミングでどれを申請するかを考えます。これは職人芸のようなもので、人事労務の基本的なルールと助成金のルールをわかっていないとスムーズに話が進みません。

最近は助成金の申請もさかんになっていて不正が増えているせいか、申請する際の書類も膨大になっていることに加えて定期的に変わっていくので情報のアップデートをしながら作業が必要です。

最低賃金も毎年あがりつづけていくので、その分を吸収するためにもすこしずつ助成金を申請することが大切です。

いやはや、わかってはいるんですがこれ、本当にきついですよ。

雇用保険料を回収するには、とんでもない量のペーパーワークをこなして、時間をかけてようやくそれを返してもらえるという。

法令を守って経営してくださいねという趣旨はわかるのですが、助成金の要綱と、就業規則のにらめっこを続けるのは負担がかなり大きいのも事実です。

何の仕事しているのだかわからなくなります。私、サロンのオーナーですよ。何が楽しくって何十ページにもわたる募集要項と就業規則を見て腕組みしているのか。。

やってられないや、と外部に任せるのもいいのですが、わかっていない専門家にまかせるとやはりどこかちぐはぐになってきます。

かつて私も依頼したことがありました。かなりの数のやり取りをしているうちに、結局自分でやったほうが早いじゃないかとなります(笑)この程度の仕事で20%なり30%の手数料を取られるのかという。特にやることやれば申請が通る助成金は自分でもできます。

自分でやるか、人に任せるかはともかくとしてサロンを守るためには、できるだけ取り組むしかないです。毎日の売上管理とスタッフのマネジメント、キャンペーンの設定に取り組みながら、人事労務や税務をこなしつつ、助成金の申請も必要です。

やらなくても問題ないですが、これをやるかやらないかでは年間200万~300万の利益のちがい、売上で行ったら1000万~1500万の違いになってきます。

1500万の売り上げといったら、月商300万円のサロンの5カ月分の月商ですからね。いいか悪いかはともかく、様々な要因を加味するとこれに取り組んでいるサロンが生き残りやすくなるということでもあります。

そうすると結局クリーンな職場環境を維持することになりますので、スタッフが定着する職場になっていきます。

さて、本当にとっつきにくいお役所の文章と今宵も取っ組みあいです。学校の勉強、世の中に出たら役立たないよと言われることは多いですが、オーナーになると「いや、役立つぜ」と自信を持って言えます。

助成金の申請は国語の読解問題と算数の計算を足したようなもので、役に立つことを40過ぎてしりました。

ただ、「応用」問題の解き方も知らないと、きちんと通らないこともあるんですけど、それは数をこなして学んでいくということで。。。

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