平和島のお店紹介

平和島のとんかつ屋:キュリードシゲール

今日のお昼は、キュリードシゲール(curry de shigeru)です。

今日の占いに、しし座のあなたはキュリードシゲールがラッキーアイテムと書いてあった気がしたからです。

お腹を空かせて洋食屋さんモードのお腹でお店に伺ったのですが、先月(2022年10月)から商売替えをしてとんかつ屋さんとして再スタートされたとのこと。

それを聞いてすぐにとんかつのお腹になりました。オーナー業は変わり身が早いんです。

平和島から2分くらいの立地。ちゃんこ力士のすぐ近くで、みはら通り出口、環七すぐそばの立地です。

店外の黒板でとんかつ屋であることがわかります。

店内は少し薄暗くなっていて、洋風の内装です。林SPFポークの看板が掲げられていました。

 

メニューはとんかつとカレー

こちらが昼のメニューです。

肉質にはとても高いこだわりをもっているオーナーは、鮮度を大切にするため、オーダーが入る度都度肉をカットしていらっしゃるようです。

店名にもありますが、カレーも食べることができます。シンプルなカレーではなく、とんかつのトッピングとしてカレーを提供しています。

こだわりの林SPFポーク

SPFポークは、豚の成長を阻害する特定病原菌を排除した生まれながらに健康な豚です。SPFとはSpecific(特定の) Pathogen(病原体) Free(無い)の略で、あらかじめ指定された病原体を持っていないという意味です。

豚が生まれてくるとき、病原体をもつお母さん豚の産道を通ってくる間に、生まれた子豚は自然と特定病原菌に感染します。

林SPFポークは、帝王切開によりこれらの特定病原菌に感染していない状態で生まれてきた豚の子孫なので、健康そのものです。

店内には林SPFポークの取り扱い店店舗であることを示す証が額縁に入って飾られていました。

エサにこだわるからこその肉質の高さ

穀物中心のえさでもしっかりと食べてまるまると太ってくれる林SPFポークは生まれた時から出荷の日まで、徹底的にこだわった配合の飼料を与えられて育ちます。生まれてから生育状態にあわせてエサをきめ細かく変えていきます。

豚肉のうまみは脂のうまみ。そして脂のうまみはエサで決まると言われています。

ただ、うまみのある豚に仕上げるといってもエサを食べて太ってくれないと話になりません。通常は脂質の多いエサを与えることで脂肪分の多い豚を育てています。

うまれながらに健康な林SPFポークは脂分の少ないエサでもしっかりと食べてくれるので、確かに豚肉は脂っぽさがありません。肉の脂身のうまさを味わいながらもサラッと口の中で脂がなくなっていき、肉自体の味をしっかりと味わうことができます。

キュリードシゲールで提供している豚は千葉県香取郡東庄町産です。丁寧に愛情をもって育てられた豚肉なんですね。

料理の鉄人坂井宏行のサイン

洋食屋時代(またはその前身のフレンチ料理時代)に料理の鉄人坂井氏からプレゼントされた色紙が誇らしげに飾ってあります。

ロースを注文

豚のロースとんかつを注文しました。得ロースとの違いはロースのボリュームの違い。得ロースは100g前後なのにたいして、通常のロースは170g前後とのことでした。

お腹がへっているので、通常のロース定食を注文しました。

「ロースいただきました!」

「はいよ」

想像してください。

おいしい林SPFポークのロース肉に小麦粉、卵、荒めのパン粉がふんわりとコーティングされた姿を。そして、揚げ油のなかに投入される瞬間を。

シュワーッ!!

と静かな音をたてて豚肉に火がはいっていきます。

絶妙のタイミングで油から引き上げられたとんかつは、バットでしばらく寝かせて余熱でしっかりと火を通します。

ザク、ザク、ザク。

カリッとした衣にシェフの慣れた手つきで包丁が入るたびリズミカルな音が響きます。とんかつを口に入れた時の食感を想像してよだれがおもわず出てきます。

「はいおまちどうさまでした」

やってきました、今日のお昼ご飯、ロースとんかつ定食です。

脂っぽさがすくない

この豚肉は脂っぽさがありません。肉のジューシーな脂身のうまさを味わいはしっかりとあるのですが、脂にほのかに甘味がありべたつくことなく口の中で脂がなくなっていきます。

肉のうまみを活かしてジューシーで胃もたれのしないとんかつを提供するにはどうすればという逆算から出てきた答えが林SPFポークなのでしょう。かといってふわふわのお肉ではありません。肉の噛み応えもしっかりとあります。

築地あたりで食べるラード脂で揚げたとんかつもパンチがあって好きですが、お肉のうまみを一番いい状態で提供したいという想いがあふれたとんかつはおいしいですね。

ぬかりのない副菜

ぬか漬けもしっかりと漬かっており、手仕事がきちんとされています。

豚汁もしっかりと出汁からやさいのうまみが感じられます。そしてゴロゴロとしたお肉が入っていて味に深みが出ています。

ご飯は無料で大盛にできるのでついつい大盛にしてしまいました。

食べ終わって大満足です。

かつてはフレンチ料理レストラン

キュリードシゲールはかつてフレンチ料理のレストランとして営業されていたようです。その後はお客様の要望に合わせて気軽に食べることができる洋食屋に業態を変え、さらにとんかつ屋に変更。

豚肉が大好きな私にとっては素敵なお店が近くにできてうれしいです。

次回はキュリードシゲール自慢のカツカレーを是非いただきたいです。商売をしている者にとってカツは縁起がいい食べ物ですから。

マスターにヴィラ平和島のことをお話しすると、「今日いくよ!」といってくださいました。残念ながら当日はお昼の予約がいっぱいでしたので、またお時間のある時にご来店していただけると嬉しいです。

午後も元気のでるとんかつ、ごちそうさまでした。

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