オーナーのつぶやき

あとひと踏ん張りのねばり

リラクゼーションサロンのオーナーは、様々な仕事をしています。自分で店舗をよりよくするにはどうすればいいかを考え、そのための方策を考えて、速やかに実行しています。

地道な業務改善活動をつづけて、それが経営の数字になって現れてきます。その数字を見ながらまた、どうすればもっといいお店ができるか考えます。

アジアンリラクゼーションヴィラでは非日常のアジアンテイスト空間を演出していますが、その空間をよくするために、裏側ではどの店舗もオーナーさんが一生懸命考えています。

さて、オーナーの仕事は月単位、年単位で成果がでてくる仕事です。

努力する期間が長期化すればするほど、効果が出てきたときには強い力を発揮します。

技術力・コミュニケーション能力が高い優秀なスタッフ、インターネットからの強い集客力。定期的に通ってくださる常連のお客様も大切なお店の財産です。

すべて長期間にわたって効果が出てくるものですので、一日あたりの努力は見えにくくなります。そんななかで成果を出すためには仕事の効率性もさることながら、泥臭い努力をどこまで続けることができるか、がモノをいいます。

採用であれば、求人サイトに申込をして、求人文章を考え、そして求職者にメッセージを送り、面接を取りつけて、、という地道な作業を繰り返します。また、求職者との1時間の会話だけで、その人を採用するかどうかを決めます。

有料のポータルサイトに頼らず、インターネットからの集客をしたいのであれば、自分の店舗のページが上位にあがってくるように定期的に公式・店舗ブログを更新していきます。

どんな仕事でも正しい努力を続けていけばいずれは効果が出てきますが、目に見えた成果が出るかどうかというのは、質の高い仕事を一時的にやるのではなく、毎日すこし踏ん張ることができるかどうかが大きい。一日の違いはほんのわずかです。それを続けられるかどうか。

他にも、今年に入ってからずっとセラピストの研修に当店では力をいれていますが、これもすぐに成果が出るものではありません。セラピストの成長曲線が研修をしない場合とくらべて鋭角になり、売上となって形に現れてくるのは半年先、1年先のことでしょう。

毎日のところでは研修に力を入れなくても店舗のオペレーションは回りますが、常に一定の時間・お金の投資を研修に充てていくことで、2年後、3年後にスタッフの質の違いとなって現れます。

投資をする以上は、その時期にならないと回収はできませんから、オーナーの私は数年先まで見据えてどっしりと構えています。

頑張り続けることができるか

経営者は泥臭くて、時間がかかる努力をどこまで続けることができるか。地道な努力を一定期間やるのはだれでもできます。

続けるのに飽きてくるからです。特に成果がまだ出ていないのに飽きてきても続けなければらないのが辛いところです。

何事を始めるにしても、最初は溢れんばかりの情熱があります。ずっと飽きずに続けられるような気がしてきますが、3ヶ月くらい経過すると次第に情熱が失われてきます。

成果が出なくても最初の頃は努力を続けられるのですが、3ヶ月も続けていても効果がでないと辞めたくなってしまいます。

ブログを書くというのは典型的な泥臭い作業です。書いても書いても誰にも読まれることがない時間が最低でも半年は続きます。

最初は意気揚々と書き始めてみたものの、次第に書くことがなくなり、更新が止まってしまうというのがよくあるパターンです。

それはわかります。いや、普通にブログを書いていたらやめてしまうほうがむしろ普通です。そこをどうやって、何とか書き続けるか。粘って成果がでるまであきらめないんだという気持で続けることができるか、です。

どの分野でも少し成果が出ないとあきらめてしまいますし、成果が出るのにも時間がかかりますが、成果が出るまで粘って毎日少しだけ努力を続ける。

その時に、あまり考えすぎないでバカになってワクワクする能力も求められます。「こんなことして何になるんだろう?」と考えすぎるとまた手が止まってしまいますからね。

バカになれ、とことんバカになれ

馬鹿になって努力をつづけ、ねばりにねばって、成果を出す。

助成金の手続き面倒臭いし、細かいところまで作らないと申請できないし、何かしら工夫して考えないととおらないのですが、セラピストの研修費用が出せるかどうかは大きな違いになるので何とか粘って完成させます。

セラピストにお願いしている仕事、なかなか浸透しないものもありますがそれでも粘りに粘って毎日連絡してやってもらうようにしています。

この積み重ねでいい店舗か悪い店舗かの違いが出てくる。

経営って本当に泥臭いものだし、それ以外成果の出しようがないなとつくづく感じます。

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