オーナーのつぶやき

ヴィラ平和島は予実管理のフェーズに

ヴィラ平和島は2022年5月に立ち上げた、この記事をかいている時点ではグランドオープンから1年も立っていないリラクゼーションサロンです。

思い返してみればオープンからここまではあっという間で、何とかお店を守るために走り続けてきました。温かい常連のお客様、そして施術をいつも頑張ってくれているセラピストのお陰でここまでくることができました。

改めて皆様に感謝申し上げます。

立ち上げのときはとにかくお金が出ていった

最初の立ち上げのときには、どれくらいリラクゼーションサロンの経営にお金がかかるのかを曖昧にしか把握していないので、予算も何もあったものではありません。

業界未経験者がスケルトンでまるっと店舗を不動産オーナー様よりお借りして、店舗に必要なものをそろえるとなるとあれが足りない、これが足りないと予想外の出費がいろいろとかさむものです。

三好
三好
眠い目をこすりながら発注しましたね
オーナー
オーナー
時間がなかったからとにかく急いで決めたなあ

出費は1.5倍かかる

タオル・シーツが足りない、洗剤が足りない、装飾品が足りないなど、ないと困るものだらけで買わないわけにはいきません。

途中で追加でスタッフルームの工事をしたりもしています。

自分がやりたいことをやろうとすると、最初の見積もりの1.5倍ぐらいになると聞いたことがありますが、やはり予算は膨らんで着地します。一か所にこだわりをもつと、他の出費も増えるんですよね。

ヴィラ平和島の装飾でも一か所だけ装飾するというのはおかしいので、全体的に内装をそろえることになりますので、予算が増えていきます。

北澤
北澤
内装、まだまだ増やしてほしいです
オーナー
オーナー
そうですね、アジアンな雰囲気、演出していきましょう

なんだか結婚披露宴の予算みたいな感じです。最初のプランから、料理のグレードを上げる、お色直しを増やす、装飾用の花を増やす、動画撮影をするなど、自分達のやりたいことを増やしていくと、どんどん予算が増えていくのと同じです。

相場がわかっていないので予算が膨らむ

それでも、何店舗も立ち上げているオーナーさんであれば、大体の相場がわかりますしその範囲に収めようとするでしょう。お金をかけるべきところ、そうではないところもメリハリをつけます。

私も今からもう一回店舗を立ち上げるのであれば、これから起こることが分かっていますから予算を組んでやっていく形になりますが、最初はそれどころではありません。

オーナー
オーナー
セラピストを募集する予算も、ここまでかかるとは思ってなかった 
三好
三好
お金かけても、なかなか来てくれないものですね。昨年(2022年後半)、もう期待しなくなってましたからね

すべて、経営にかかる費用の相場がわかっていなかったのです。もっといえば店舗の立ち上げからしてどれくらいかかるものなのかの相場もよくわかっていません。手元の予算とにらめっこしながら買い物の日々が続きました。

オーナー
オーナー
これまでにないくらいのクレジットの請求額がやってきてビックリ

時間内に終わらせることも大切

ただ、多少高いものを買ったとしても、それをいちいち吟味して一番コスパがいいものはどれかということを探していると、もっと大切な時間を失うことだけはわかっています。

何に使おうが時間は万人に平等に流れていきます。新米店舗オーナーは、経験を積むという事に時間を割くべきで、あまり長いこと考えている余裕はないと考えていました。

その場その場で、リラクゼーションサロンの経営でイニシャルで店舗の内装・外装・施術ベッド・タオル・オイル・事務用品等を揃えてきました。一度そろえると大きな出費がないのがリラクゼーションサロンの特徴です。

そうこうしているうちに、お客様もだんだん増えてきて土日を中心にありがたいことに予約が埋まるようになってきました。

予算を立てて、そのとおりに仕事をすすめていく

つまり、一年たって毎月の売上がどれくらいかの予想がつく、出費も予想がつくという状態になり、ようやくまともな経営ができるようなステージにたどりついたのです。

そこで、予実管理をしながら毎月の事業を進める習慣をつけることにしました。経理帳簿を付けながら、売上の範囲で経費をコントロールして黒字になるようにみていきます。

平日、休日の売上予測。

賃料、水道光熱費などの固定費。

消費税、セラピストの歩合、衛生費などの変動費。

それらの項目をみながら月末の損益計算表をみていると、新人セラピストを何人も研修しているので、利益が出るようになるフェーズは数か月後なのがわかります。

手元の流動性の範囲で、単月の黒字にこだわることなく一気に研修をすすめたほうが結果的に経営は軌道に乗りやすいと判断しています。慢性的な赤字は問題ですが、短期的な赤字であれば、それは許容したほうが長期的にいい結果を生みます。

過去のデータを見ることで経営の数字が見えてくる

過去のデータを眺めていると、今後数か月間の店舗の資金繰りが見えてきます。

経営で必要になるこの計数管理はサラリーマン経験で慣れていますし、ストレスにはなりません。

もしオーナーセラピストであれば、施術がしたくて独立したのに、こんな数字のにらめっこなんてやりたくないという方もいるかもしれないくらい地味な仕事です(笑)

資金繰りは一番大切

リラクゼーションサロンは日銭商売ですので入金が先、出金が後と資金繰りにはめぐまれている類の商売ですが、入金と出金のリズムを見間違えると手元のキャッシュが枯渇して大変なことになります。

零細企業で何よりも大切なのは資金繰り表というのが実感としてわかります。

そういう意味でも、経営をするうえでは予算をつくり、実際の売上がその通りに推移するかを見ていくのは欠かせない作業ですね。

こんなことを書いているぐらいなので、まだまだ経営初心者ですが今後もよりよい店舗づくりのため、セラピストと共に努力してまいります。

 

 

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