いつも採用できないかなーと考えています。先日の投稿でも自分の考えを書いていました。
これはどんなサロンでも同じです。一人でやっている人以外はそうでしょう。
いや、一人の人も、施術に関係ないところについては外注化できないかな?と考えているかもしれません。
この技術を教えることができれば、もっとたくさんの人に施術ができるけど、一人でやる範囲であえてとどめているとという人も無意識に人の問題に直面しているのです。
その意味ではサロン業界で働いている人は例外なく人の問題を抱えているともいえるでしょう。
さて、私たちのようなサロンビジネスでは人の採用がとても大切です。ここにきて、私はサロンビジネスは半分B to Bではないか?と思うようになってきました。
B to Bの意識が必要ということです。
どういうことか。
もちろん、リラクゼーションサロンの経営は、個人の方向けなのでB to Cビジネスです。たくさんのお客様がご来店されます。ヴィラ平和島店では、月間で300人から400人のお客様がご来店されます。
個人のお客様にサービスを提供しているのです。
一方でセラピストの採用という観点でみますと、これも同じくらい重要なことで、これはB to B的な要素が強いです。
たくさんの人をまとめて採用するのではなく、一人一人を見ていく。
特に、セラピストという仕事は流動性が高く、雇用形態だけではなく個人事業主として働くひとが多い業態でもあります。
一般に会社員は、一人で仕事はできません。他の人と協力しながら仕事をしています。一方でセラピストという仕事は一人で完結してしまうのです。たとえ店舗で働いていたとしても、一人で完結している部分が大きい仕事です。
つまり、仕事を自分で選ぶことができるのです。
勤務地、勤務時間、給料、手技など自分が今求めている条件にマッチしていれば働いてくれるし、そうでなければ最適なところを探して他の店舗に移ります。
そうすると、個々のセラピストというのは取引先と考えたほうがいいです。
採用の時も個別の条件をすり合わせながら働いてもらえるかどうかの交渉をしますし、働き始めてからも状況を確認して、個別のセラピストに対応していきます。この意味でB to Bなのです。細かく言えば、働く形態を問わず個人事業主とのやり取りです。
集客という意味でお客様にそこまでの個別対応はしません。お客さまに対してはあらかじめ示している一定のサービスを提供するということになります。こちらは先ほどもお伝えしましたがB to Cそのものです。
このように、人を複数やとって展開するリラクゼーションサロンでは、コンシューマー向け、事業者向けという二つの要素があります。
B to BのやりとりとB to Cの仕事の進め方はだいぶ違うので、ノウハウが共有化できません。両方のスキルセットは別物としてバランスよく鍛えていく必要があります。
どちらかのノウハウを両方に転用すると考える、またはごちゃまぜになっていた部分がありました。こうして考えてみると、頭の中が整理できました。
