最近のニュースなどを見てもわかるように、世の中全体で給料が上がる傾向があると感じています。今年は最低賃金も大きく上がりそうですし、なんとかもっとお客様にきていただけるように頑張らなきゃと考えています。
セラピストの世界でも同じで、サロンとしては「しっかり報酬を上げなきゃ」と考えています。でも、果たしてセラピストが職場に求めているのは給料だけなのでしょうか。
必ずしもそうではありません。
成長できる環境を求める
リラクゼーションサロンを志す以上、セラピストは技術を高めたい、知識を増やしたいという意欲を持っていると確信します。
- 新しい施術の研修や勉強会があるか
- 自分でアイデアを試せる場があるか
こうした要素があるかどうかで、セラピストのやる気や定着率は大きく変わると思います。いくら給料が高くても、ただマニュアル通りに施術するだけの環境では成長意欲が満たされないのです。
クリーンな労働環境
リラクゼーションサロンの仕事は体力的にも負担が大きいものです。だからこそ、働く環境の清潔さや労働条件の明確さが重要だと考えます。
- シフト管理が適切か
- 勤怠ルールや給与体系が明確か
- お休みがしっかり取れるか
これらは、セラピストが長く働くうえで外せない条件です。サロンで管理するのは正直大変なこともありますが、それでもできるだけクリーンな環境にしようと心がけています。
ブラックな職場だと、どれだけ給料を上げても離職を防ぐことは難しいです。
仲の良さもポイント
人間関係がギスギスしていると、仕事に集中できませんし、ストレスも溜まります。セラピスト同士が気持ちよく情報交換し、助け合える雰囲気は、サロン全体のサービス品質にも直結すると認識しています。
- 施術のアドバイスをし合う
- 不明点や困りごとを気軽に相談できる
- 時には雑談や息抜きも楽しめる
仲間との“適度な距離感と連帯感”が、セラピストとしての成長にも繋がると断定します。
選んでもらえるための職場環境は一日で整うものではない
給料アップをはじめ、成長できる環境づくりやクリーンな労働環境、良好な人間関係など、これらを一朝一夕で完成させるのは難しいです。
むしろ、日々の小さな積み重ねによって形作られていくものです。
- 研修体制の見直しやセラピスト同士の勉強会をコツコツ継続する
- 働きやすさやシフト管理に対するフィードバックを受け、逐一改善する
- コミュニケーションの場を定期的に設け、スタッフの声を聞く
こうした取り組みを粘り強く続けることで、サロン全体の雰囲気や働きがいが少しずつ高まっていくと実感します。
まとめ
セラピストが職場に求めるものは、決して給料だけではありません。もちろん報酬は大切ですが、それと同じくらい、いやそれ以上に成長できる環境や働きやすさ、仲間との良好な関係を求めているセラピストは多いと考えます。
サロンを運営する上で、これらの要素を「ちょっとずつでも良くしていく」姿勢が、長く愛される職場を作る近道だと信じています。
今日はこのあたりで失礼しますが、今後もサロン経営やセラピストの働き方に関する気づきをシェアしていきます。