オーナーのつぶやき

オーナーは質より量

オーナーとしてにやらなければならない仕事は2種類あって、1つの仕事は今すぐやらなければいけない仕事と、今すぐやらなくてもいいけどやらないといけない仕事です。

今すぐやらなければならない仕事は給料を計算したり、店舗の状況を確認したりなど、足元の経営に関することで、答えがある程度あります。

ですが、将来に向けての仕事は答えがありません。もっと売上増やすとか、セラピストの求人を進めるとか、絶対必要なんですが正解がない仕事です。

大体アイディアはズレているし、ダメなところばかり

パッといいアイディアを思いついてそのアイディアが正解であればいいのですが、いきなり政界にたどり着くことはまずありません。外れています。

それでも、成果を出すしかないので、行動をして、試行錯誤していくことになります。

試行錯誤しているのですから、失敗ばかりします。

また、見切り発車ですから行動したとしても質も低いです。会社で仕事をしていれば上司がしっかりと見てくれて、怒られるかもしれませんが正しい姿に直してくれますが、オーナーの立場だと、だれからも怒られない代わりに誰も直してくれません。

で、成果が出ないとゲームオーバーです(笑)それは困るので何とか頑張るしかありません。

私がヴィラ関係の仕事でやっていることについて、いくつか例を見ていきましょう。

Instagram投稿

最近では、当店でInstagramの投稿をつづけていますが、これも最初はなんとなく続けていました。そのうち、静止画よりも動画を作ったほうがいいじゃないかと思うようにいたり、コツコツと配信するようになりました。

まだまだ失敗したり不十分な投稿もありますが、始めたばかりの頃よりはいい配信内容になってきています。

それでも、オーナーという立場上自分で投稿するのではなく、スタッフに投稿してもらうように心がけているので、このアカウントはどういう意味があって、どんな印象を見ている人に持ってもらいたいから投稿しているのか?ということを丁寧に伝えきれているか?というとまだまだかもしれません。

それでも、ちょっと前よりはアカウントがわかりやすくなってきました。行動の量を増やすことで質が変わってきています。

ブログ記事

このブログも一例です。いきなり1,000字の記事を書いてくれと言われて、何もないところから記事を書くのは大変です。

一つの記事にメッセージを込めながら文章をかくのは量をこなしていかないとなかなかできるようになりません。この記事でいえば、最初はあまりうまくいかなくてもいいけれど、大体できたところでスタートさせてしまって少しずつ上達していこう、ということをテーマに書いています。

慣れていないと何を書いたらいいのかわからないので文章が止まってしまう、またはテーマがバラバラになってしまうなどでまとまらないことがあります。それでも書いていれば次第にうまくなっていきます。

求人広告の文章

求人の広告用の文章を作るのも最初はへたくそでしたが、何度も書き直すことで求職者の視点を取り入れられるようになり、少しずつよくなっています。

求人で店舗側がアピールしたいことと、求職者が知りたいことはズレています。そのズレを意識して埋めることができないと、求職者が読んでも刺さらない文章、応募に結び付かない文章になってしまいます。

その時に大体できるところまで頑張ってみる

今あげた例に共通しているのは、いずれも最初に作った時はできるだけ頑張ったということです。

最初に作ったときは、それしかできなかったのです。もっと言えば、その時の段階でいくらがんばって100%のものをつくろうとしても、能力が低いし、経験値もないので作ることがそもそもできません。

細部まで手を抜かないという姿勢は素晴らしいですが、大体スキルもないのに、そんな完璧なものは作れません。繰り返しですが本人に完成図のイメージがない以上、外注しても完璧なものは作れません。

しばらくほかの行動も含めて経験値を増やしていったからこそ、しばらくして改善点が見つかっていきます。自分がもがきながらレベルアップしていくしかないなあと感じています。

直接は関係していないのだけれど、様々な業務をしているうちに気づきが増えてきて、いいものができてくるという相乗効果があります。

量を継続的にこなしていくということを続けていれば、気が付いたら少しは進歩しているので、このお店を成長させていくためにも継続的に努力を続けてまいります。

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