今日は「プログラム思考も大事」という話をしたいと思います。
これまでお話ししてきた通り、まず大前提として大事なのは「行動」です。とにかく手を動かして、量をこなして、PDCAを回す。この段階を抜けない限り、次のステージには進めません。
ただ、行動がある程度できるようになってくると、次に必要になってくるものがあります。
それが「プログラム思考」です。
行動だけでは差がつかなくなる
最初のうちは、行動するだけで結果が変わります。
・ブログを書く
・クーポンを改善する
・写真を整える
こういったことをやるだけで、目に見えて成果が出ることも多いです。
しかし、ある程度やりきると、「やっているのに伸びない」という状態に入ります。ここで必要になるのが、「何をやるか」を選ぶ力です。
成果基準で行動を選ぶ
プログラム思考の基本はシンプルです。
👉 成果が出ているものは続ける・伸ばす
👉 成果が出ていないものはやめる・変える
これを感覚ではなく、「数字」と「期間」で判断することが重要です。
例えば、
・このクーポンは1ヶ月で何件予約が入ったか
・このブログはどれくらい見られているか
こういった指標を見ながら、自分の行動をコントロールしていく。
これは自分自身だけでなく、スタッフに対しても同じです。「なんとなく良さそう」ではなく、「結果が出ているからやる」という状態に持っていく。
実務家は煮え切らないのが普通
ここで一つ面白いポイントがあります。プログラム思考になっていると、こうした場合はこうといくつも手を持っているので、はっきりとした物言いが出来なくなります。
言いたい放題なのは外部の評論家・コンサルタントです。
実務をしている人は悩んで悩んで、悩んで意思決定しています。
実務をやっている人ほど「発言が煮え切らない」のです。
「これをやります」と言っていたとしても、状況が変われば当然やり方も変わります。
・出店を進めると言っていたが、条件が合わなければ止める
・リンパを伸ばすと言っていたが、人材不足なら採用を優先する
これはブレているのではなく、むしろ正常です。
現実は常に変わるので、それに合わせてプログラムも変える必要があります。
また、何を考えているかわからないと思われるかもしれませんが、いろいろな場合を想定しているので、いらない衝突は避けたいものです。
プログラムは事前に想定する
プログラム思考のもう一つの重要なポイントは、「事前に考えておく」ということです。
サロン経営は、思ってもみないことが起きるように見えて、実はある程度パターンがあります。
・スタッフの退職
・予約の波
・集客の停滞
・クレーム対応
3年ほどやっていると、一通りは経験します。
だからこそ、
👉 このパターンが来たらどうするか
👉 このエラーが起きたらどう対応するか
これをあらかじめ用意しておく。これが“プログラム”です。
現実は「0と1」では割り切れない
本来のプログラミングは、0か1かで判断する世界です。
しかし、現実のサロン経営はそう単純ではありません。
・人の感情がある
・タイミングがある
・環境が変わる
こういった要素が絡むため、完全にロジック通りにはいきません。
だからこそ、最初から完璧なプログラムを作ることはできません。
プログラムは後から良くするもの
大事なのは、作って終わりではなく、改善し続けることです。
実際にやってみて、
・うまくいったものは残す
・ダメだったものは変える、やめる
この繰り返しで、プログラムの精度を上げていきます。
行動×プログラムでレベルが上がる
ここまで整理すると、
・行動だけ → とにかくやる段階
・プログラム思考 → 無駄を減らし、成果を最大化する段階
この違いになります。
そして、この2つが掛け合わさったとき、一気にレベルが上がります。
自分への課題として
正直に言うと、まだ自分自身もここは弱いと感じています。
・行動量もまだ足りない
・プログラムの精度も甘い
だからこそ、今年はここをしっかり強化していきたい。
行動しながら考える。考えながら改善する。このサイクルを回し続けることが、次の成長につながると感じています。
サロン経営は、感覚だけでも、理屈だけでもうまくいきません。
行動とロジック、その両方をバランスよく使っていくこと。
それができたとき、一段上のステージに進めるのだと思います。
