リラクゼーションサロンを経営していると、オーナー自身が現場に深く入っていく形というのは、最初はどうしても多くなると思います。
私自身もこれまで、直接セラピストに指示を出したり、店舗の細かい部分まで見たりしながら運営してきました。
ですが最近、大阪の店舗では少しずつ形を変えています。
まだ完全に移行したわけではありませんが、管理をお願いする人を立てて、その人を通じてマネジメントをしていく形に少しずつ変えていっているところです。
やはり物理的に、自分がいつも店舗へ行けるわけではありません。
だからこそ、現場を見てくれる存在というのは、本当にありがたいなと感じています。
役割を明確にすると、人は自然と考え始める
今回改めて感じたのは、「役割を明確にすること」の大切さです。
「ここをお願いします」と役割を渡すと、人は自然と「じゃあ自分は何をしたらいいんだろう」と考え始めてくれるんですよね。
もちろん、全部が最初からうまくいくわけではありません。
ですが、自分で考えて動く経験を積むことで、少しずつその人なりの管理スタイルができてくる。
これは、オーナーが全部細かく指示を出しているだけでは、なかなか育たない部分だと思います。
サロン経営って、本当にいろんなやり方があります。
オーナーが全部直接見る形。
店長を中心にまとめる形。
役割を細かく分ける形。
どれが絶対の正解というわけではありません。
ですが、どんな形であっても、「ちゃんと見てくれている人がいる」という安心感は、現場にとってとても大きいものなんだなと思います。
任せるなら、やり方も尊重する
そしてもう一つ大切だと思っているのが、「任せるなら、その人のやり方を尊重する」ということです。
これが意外と難しいんですよね。
オーナーって、どうしても経験があります。
「こっちのほうがいいのに」と思う場面もあります。
私も、直接管理していた時は、何か変化があるたびに、すぐ答えを言ってしまうことが多かったと思います。
でも、管理をお願いした以上、その人が「こうやりたい」と考えたことについては、まず尊重することが大事なんですよね。
もちろん、大きくズレていれば修正は必要です。
ただ、小さなやり方まで全部口を出してしまうと、結局「自分で考えても意味がない」と感じさせてしまいます。
そうなると、やる気も少しずつ減ってしまう。
だからこそ、多少自分と考え方が違っても、一度やってもらう。
もし失敗したとしても、そこから学んでもらえばいい。
その経験が、次の成長につながるんだと思います。
大枠は示し、細かい部分は任せる
とはいえ、全部自由というわけではありません。
やはりオーナーとして、「どんな店舗にしたいか」という大枠は示さないといけないと思っています。
例えば私の場合だと、
「みんなで研修できる店舗にしたい」
という思いがあります。
誰か一人だけが教えるのではなく、店舗全体で新人さんを育てられるような、再現性のある形にしていきたい。
これはかなり大事な軸として考えています。
ただ、そのための細かいやり方まで、全部こちらで決める必要はないとも思っています。
研修の日程をどう組むか。
誰がどこを担当するか。
どの順番で進めるか。
そういった細かい部分は、現場の人が一番よく見えていることも多いです。
だから、大枠だけはしっかり共有して、あとは現場で考えてもらう。
そのバランスが大切なんだろうなと感じています。
「余計な一言」を減らす難しさ
管理をお願いする立場になって思うのは、「余計なことを言わない」というのも、実はすごく大事だということです。
オーナーって、つい言いたくなるんですよね。
「あれどうなった?」
「こうしたほうがいいんじゃない?」
「前はこうだったよね?」
でも、それを毎回やってしまうと、結局現場は萎縮してしまいます。
もちろん、確認は必要です。
報告も必要です。
ですが、報告してくれたことに対して、まず感謝する。
その上で、「私はこういう視点を大事にしているので、お願いします」と伝える。
この順番が結構大事なんじゃないかなと思っています。
相手の立場で考えてみると、「全部否定される環境」で動くのって、かなりしんどいですからね。
少しずつ、店舗が自走できる形へ
こういう形に変えていくことで、少しずつ店舗も安定していく気がしています。
そしてオーナー自身も、「自分しかできない仕事」に集中できるようになっていく。
店舗数が増えたり、人が増えてくると、全部を自分一人で抱えるのは難しくなります。
だからこそ、信頼できる管理者の存在というのは、本当に大きいです。
もちろん、丸投げではありません。
ちゃんと状況を確認して、方向性を共有して、必要な時には支える。
でも、基本的には信じて任せる。
大阪の店舗については、これからそんな形を少しずつ作っていきたいなと思っています。
