動画を見て「いいな」と思ったことを、数日後には忘れてしまった…そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
私自身、最近では本を読むよりも手軽に動画を見て学ぶ機会が増えました。最近では情報発信をする人が増えていて、サロン経営に役立つ情報も、YouTubeや学習動画で手軽に得られます。
ただ、ひとつ問題があります。
「役立つ!今すぐやろう!」と思ったのに、結局そのまま実行できないことが多いのです。
せっかく時間をかけて動画を見て学んでいるのに、見ただけで終わってしまう…。そんなことが多くて気が付いたら時間だけが過ぎているということが多いのです。反省です。
そこで、動画を見た後に「記録を残す」ことを意識するようになりました。ブログに書くのも一つですが、もっと簡単なメモでも十分効果があります。
■ 気づきを記録する3つのメリット
1. 頭に残りやすい
動画を見た直後は「わかった気」になりますが、翌日には内容をほとんど忘れていることも多いです。改めて昨日どんな動画をみたかな?と思いだそうとしましたが、全く思い出せません。意味がないです。
潜在意識に残っているということも自分の経験ではなくて、行動したことであれば深い記憶になりますが動画を見るだけではほとんど記憶に残りません。
ここで記録を取ることでアウトプットになり、記憶がぐっと定着します。
2. 振り返りやすい
記録があると、自分が何を学んだかをすぐに見返せます。その時には自分がわからないことを書き足しているので、自分なりに学んだことが時系列で分かります。これが積み重なると「自分だけの学びノート」になります。
3. 行動につながる
何と言ってもこれが一番大事です。メモを書くことで「自分が実践したい部分」が明確になり、具体的な行動に移しやすくなります。行動しないと意味がないです。
■ 記録を活かす具体例
例えば「サロン経営で大切な口コミを増やす方法」という動画を見たとします。その動画では口コミを集めるメリットや、その方法等について解説しているはずです。見ているときは「こうすればいいのか!」とテンションが上がることもあるかもしれません。
ただ「口コミは大事」と思うだけでは何も変わりません。
動画を見ながら「このポイントを自分の店ならこう活かせる」「スタッフにこう指示しよう」とメモすると、翌日から実践できる内容に変換します。
また、ホットペッパービューティーの改善法動画を見たなら、「写真の入れ替え」「クーポン内容の見直し」「口コミ依頼の工夫」などを一言メモしておく。それだけで行動が具体化します。
健康動画なら「寝る前に3分ストレッチ」と書くだけでも習慣にしやすくなります。
記録のコツ
ではどうやって記録するかというと、簡単なメモでOKにしています。とにかくつづけられることが一番と考えています。
「気づき」「やること」「感想」の3つを一言ずつ書いて終わりにしています。
感想を書くことで記憶がさらに強化される(例:「ためになった」「やってみたい」「自分も頑張ろう」)
1分以内に書けないと多分私は続けられないのがわかっているので、なるべく減らします。
■ まとめ
動画は手軽に学べる反面、「忘れやすい」「見て終わりになりやすい」ものでもあります。
でも、ほんの一言メモを残すだけで、情報が自分の知識や行動に変わるのです。
学びが実生活や仕事に活きる瞬間が増えると信じて。「動画を見たら一言メモ」を習慣にしていきたいです。
