オーナーのつぶやき

小規模店舗のオーナーはハードワークしかない

昨日、経営者の先輩と飲む機会がありました。すでに独立して何十年も活躍されていて、事業範囲も広く、幅広い業界に知己がある方です。

経済の話、マネジメントの話など様々な話をしていると、経営者はハードワークしかないという話になりました。

起業はブラック労働です

「特に起業したては、とことんブラック労働だよね。起きている時はだれでも頑張っているけど、人が寝ている時に頑張ることができるかって話。」

「営業だったらどんな時間でもお客さんに会いに行くし、必要な事務処理は自分でやるしかないし。チラシ配りが必要なら自分で何時間もかけて撒くしかない。人脈もお金も従業員もいないのだからハードワークで埋めるしかない」

確かにそうです。会計帳簿付け、お役所への申請手続きからクリーニングまで。

どれも代行してくれるサービスはあります。専門家に頼めばお金で解決できることも最初はお金をかけられないので、自分で全部やるしかないのです。

求人広告の文章を考えること10時間。時給0円。

ここ数日、オーナーの私は求人サイトに登録するための文章をずっと考えていました。

求人サイトの文章一つとっても、フォーマットに沿って埋めるだけなのか、

一歩踏み込んで作るのではかかる時間が違います。

求職者の人から見て少しでも安心感がある文章とはどのようなものか?

同じ書きぶりでも読みやすくする工夫をしているか?

言葉遣いが難しすぎないか。

スマホでみられることを意識して作っているか。

 

考えていると時間がすぐに何時間もたってしまいます。

微調整をしているとまた時間がかかります。

麦茶をつくるためやかんのお湯を沸かしながらかいていても、気が付いたらすっかり沸騰しています。

かれこれかかった時間は10時間。もちろん時給は0円です。

細かい努力を重ねるしかない

文章の内容を簡単に済ませることもできますが、このセラピスト採用難の時代です。

どの店舗も求人を出しているのですからいくらでもセラピストに選択肢があるなかで、当リラクゼーションサロンに来ていただけるかどうかは細かい努力の積み重ねしかないです。

1%を追い求める

求人は100人見てもらって応募か1人という、打率1%の世界です。

応募してくれた人が面接に来てくれる確率はその半分。面接した人が採用に至るのはさらにその半分という具合に確率は下がってきます。

だから400人に見てもらってやっと1人採用できるかどうか。

オーナーが業界の有名人、給料がいい、勤務地がいいということであれば閲覧者の応募可能性は上昇するのかもしれませんが、当店は普通のリラクゼーショサロンですから、沢山の方にみていただくしかない。

内容を修正して1%でも見てもらえる人が増えるかどうかを愚直に繰り返す。

どんなに時間がかかろうが最後までやりきる。そして導入している時にも調整を続けていく。これを自分でつづけていくしかないです。

人にお願いすると時間はかかるし、クオリティは下がる

求人の文章を書く作業を外注したこともありましたが、結局自分で書くのにはかないません。外部ライターさんは、話し手のように書けないことは体験済みです。

正解がないなかで、自分でもがき続けながら、広告代を燃やしながらハードワークするしかありません。

自分の考えを形にして人に伝えるだけでかなりの労力を要します。個人にお願いするには最低でも一時間2,000円ぐらいのお金もかかります。さらに企業にお願いすると作業時間を時給換算で4,000円~5,000円かかります。

従業員を雇用している企業は人件費以外に間接的な費用を支払っていますから(リラクゼーションであれば家賃、水道光熱費、広告宣伝費、備品、通信費、研修費、交通費などです)、個人にお願いするよりも高くなります。

都度お願いしていたら時間もお金もかかります。そんな余裕がないのです。

さらに他人は自分とは違いますから、出来上がってくるものは自分の考えとは異なる事も多いです。

アイディアが具体的にないと、うまくいかない

上手くいくとしても、それはそもそも自分でこういうものを作るという明確なアイディアがあってのこと。

丸投げをしたくなりますが、外部委託では指示をしないと期待通りのパフォーマンスをしてくれません。

オーナー自身の働き方は労働基準法を無視するところから経営は始まる

従業員は働いている時間で給料をもらう仕事ですから、定められた時間内で仕事をします。オーナーは労働時間の縛りなんてクソくらえです。休みもありません。

成果が出るまで給料が一円も出なくても、睡眠時間を削りまくってでも仕事するしかありません。

オーナーの私自身今年一年は無給で働くと決めていますので、ひたすら自分の経験を積むために働いています。

あ、セラピストはちゃんと法令順守で働いてもらっていますので、その点はご心配なく。

どの業界も事情は同じです

ホリエモンこと堀江貴文氏は、個人のラーメン屋で生き残っていくのは結局店主が労働基準法を無視して、長時間働くしかない、という話をしていました。

確かにほかのお店と差別化するため、丁寧に下ごしらえした独創的なスープを作るにはそれしかないよな、私は聞いていてピンときました。

お客さんが出せるラーメンの価格の上限は決まっています。

つい最近まで、ラーメンには1,000円の壁という言葉がありました。ラーメンに支払えるのは1,000円までで、それ以上の価格にしてしまうとお客様が食べるのをためらってしまうという業界の経験則です。

最近の原材料価格の高騰で、さすがに1,000円では質を維持しながらラーメンを提供することができないラーメン店はすこしずつ値上げをしています。

さすがに基本のラーメンで1,000円を超える店舗はなかなか見当たりませんが、東京ではトッピングを少し加えるとすぐに1,000円を超えてしまう店舗はたくさんあります。

それにしてもラーメンは日常食ですから、なかなか気前よく200円、300円と値上げをするわけにもいきません。10円単位でお客様は味との兼ね合いで、どの店舗に行くかを決めています。

削れるのはオーナーの人件費だけ

家賃は固定ですし、水道光熱費は上昇。そんな状況でなるべくリーズナブルにラーメンを出そうと思ったら、削れる経費は人件費だけです。

といっても従業員にその分働いてもらったら労働時間が増え、その分を商品代金に転嫁したら高くなってお客様が来なくしまいます。

こだわりのあるラーメンを提供したい。でもスープをこだわり抜いて従業員に作ってもらったら時間がかかりうれません。

となれば結論は一つ。店主がひたすら長時間労働で頑張るしかありません。こうしてようやく他店舗との競争で生き残る価格でおいしいラーメンを提供できるのです。

コンビニフランチャイズのオーナーでよく言われていることではありますが、サービスの提供回数が多く薄利多売の業界にはほぼ当てはまる法則です。

人を多く使って利益が出るようになってくれば長時間労働から解放されるのですが、小さい店舗はひたすらオーナーが働き続けるしかありません。

ハードワークで切り抜けるしかない

起業って従業員とは違うルールのゲームなんです。

オーナーの報酬は事業経験も含まれていて、お金だけではやっていけないです。特に最初の店舗経営では当てはまることを痛感しています。

先輩の話を聞きながら自分の力で頑張るしかないんだよなという気持ちを、飲んでいて新たにしたのでした。

もちろんいつまでもその調子では体が壊れてしまいますから期間限定の頑張りです(と願っています)。

気が休まる暇はありません

経営が軌道に乗ってきたら楽ができるのかもしれませんが、飲んでいても仕事のことがどこかで気にかかります。

結局、私の性格上この仕事を続ける限りは自分で仕事を探してきてどうすればもっといい店舗になるのか考え続けて働き続けているような気がします。

ここらへんは性格によって違いますし、どれだけ事業を大きくしていくかによっても違うのですが、私はあいかわらずブログを書くなど細かく仕事をし続けているのでしょうね。

誤解してほしくないのは、このゲームを私は楽しんでいるということです。そうでなかったら割に合わないただの罰ゲームですからね。

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ヴィラ平和島のサロンオーナーが洗濯・備品買い出し・ブログ執筆・採用活動などハードワークしながら日々感じたことをつぶやいています

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