ヴィラ平和島では時々オーナーが開業前の朝の時間にやってきて、掃除や事務仕事などをしている時間があります。コーヒーを沸かして、チョコレートを食べたりしながらリラックスタイムです。
その時間にかけている音楽は大体プロレスの入場曲なのですが、中でもお気に入りは愚零闘武多(グレートムタ)協奏曲です。
オリエンタルな雰囲気と、ヒールさを想像させるリズムがたまらない
アメリカで大成功したギミックレスラー、グレート・ムタ。
レスラーとしてオリエンタルな雰囲気を前面に押し出すために尺八の音、三味線のリズムが織り込まれています。
私の昔からのお気に入りです。
この曲を聞くと、テンションがあがり一人でリズムを口ずさみながらタオルをたたんだりしています。
セラピスト出勤後は「変えていいですか」と速攻で音楽変えられますが(笑)
キャラクターの個性を作るBGM
キャラクターの個性が勝負のプロレスラーにとってはコスチューム、ペイント同様に、入場曲も大切な商売道具のうちの一つ。
特にアメリカプロレスのように、何者かがはっきりとわかることが好まれるレスリングスタイルで磨き上げられたムタというレスラーが日本マットにもたらした功績は大きいです。
グレート・ムタというレスラーのヒールスタイル、それは武藤敬司というベビーフェイスが持つ別人格のレスラーとして完全に成立していたことは、あらためて驚きを禁じえません。
場外徘徊、リング下にもぐりこんでのパイプイスなど凶器攻撃、毒霧、フラッシングエルボー、ムーンサルトプレス、閃光妖術などでファンを魅了し続けました。
一人二役は驚愕の演じ分け
ヒール役として抜群のキャラが立っているうえに、プロレスも一流だから当然です。武藤敬司という正統派、アメリカンプロレスの使い手であることが、ムタとのギャップを強くしていました。
それが証拠に帰国後は武藤よりもグレートムタの方が人気があり、IWGPのベルトを先に巻いたのはグレート・ムタでした。
個人的には被り物をしたムタよりも、ペイントレスラーのときの方が好きでしたが、スキンヘッドは事情があるので仕方がないですね(笑)
世界は舞台。男も女も皆役者にすぎない。
とはシェークスピアの名言です。
武藤敬司が、武藤敬司とグレート・ムタと2つの役をリング上で使い分けたように、人は無意識に最適なキャラクターを演じ分けています。職場では同僚・上司・お客様とそれぞれ接し方が異なります。家族・友人の前で見せる顔とは違うでしょう。
立場が人を作るといいますが、ヴィラ平和島のオーナーとして働いているときには、やはり家族や友人とは違うオーナーという役割を無意識に演じています。
経営者マインドとはすべてが自分事になること
セラピストにどうやったら上手く働いてくれるようになるだろう?
売上を増やすことができるだろう?
投資した場合の費用対効果はどうか?
どうやってわからないことを解決するか。
誰も最後は助けてくれません。全部自分事という気持ちになります。
やってみればわかりますが、この立場に立てば、誰でもそうなります。
よく経営者マインドを持てと言われますが、自腹を切って事業に出資して借金の返済をしながら事業をしていないのに経営者マインドをもて、とか正直無理な注文なのが実感としてわかります。
日本の管理職はなんちゃって管理職
会社で長く働いて職位が上がり部下がつくようになります。管理するのが仕事になりますが、それでも人事権・出勤の自由などがない「なんちゃって管理職」だらけです。部下と上司は職位が違うだけで、従業員同士です。
一方、オーナーは経営者で、管理職そのものです。
何時に出社してもいいですし、しなくてもいいです。これを書いている日も私はブログをかいて考え事しながら散歩しているだけです。
オーナーはがんばらなくてもいいから成果だせばいい
オーナーはがんばらなくてもいいんです。成果さえ出れば。成果が出るように仕組みをつくりつつ、小さい会社のオーナーは漏れた仕事をなんでも拾っていく。
お店をよりよくするためには、言いたくないことがあっても、自分で責任をもって真正面からセラピストにやってほしいこと、改善してほしいことをはっきり言わないといけません。
よくサラリーマン同士で上司がいうからさ、とかそういう言い訳はつかえません。
いざというときにはグレート・ムタになれ
だからグレート・ムタのようなヒールレスラーにもならなきゃいかん時もあります。
小さいサロンではありますが、大田区大森の皆様に長く愛されるサロンをつくる。
この信念をぶれずにもち、オーナーとしての役割を果たしてお店を盛り上げていかないと、かえってヴィラ平和島に関わってくださっている方々全員が迷惑をかけることになります。
そのためには、いろいろな役を演じながら今後もコツコツ頑張っていきます。
グレート・ムタよ永遠なれ・・・
グレート・ムタもついに2023年1月、リングから引退、いや魔界に帰っていきました。
病気やケガで命を落とすレスラーがおおいなかで、満身創痍ながら40年以上戦い抜いて引退できたことは、さみしいですがありがとう、本当にお疲れ様という言葉しか見当たりません。
ありがとう、グレート・ムタ。
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グレート・ムタ協奏曲を聞きながらブログ執筆をしているヴィラ平和島のサロンオーナーが経営しながら日々感じたことをつぶやいています
