リラクゼーションサロンの求人をしていると、本当にさまざまな方から応募をいただきます。
その中で、よく目にするのが「資格取得欄」にびっしりと書かれた資格の数々です。リラクゼーション系の資格、ヨガ、アロマ、聞いたこともないようなものまで、本当にいろいろあります。
正直に言うと、採用する側として「頑張ってきたんだな」とは思います。
ただ、それ以上でもそれ以下でもありません。資格があるから仕事で活躍できる、資格がないから活躍できない、という相関関係は、これまでの経験上ほとんど感じていないからです。極端に言えば、書いてあっても書いてなくても、実際の現場ではあまり変わらないのが本音です。
サロンには「うまくいくやり方」がすでにあります
同じアジア系リラクゼーションサロンであっても、お店ごとにやり方はまったく違います。施術の流れ、接客、考え方、数字の作り方まで含めて、「その店なりの正解」があります。
数年間経営を続けていると、「こうやったらうまくいく」という方法が、ある程度見えてくるものです。
私が探しているのは、そのやり方をまずは素直に実践してくれる人です。特別な才能よりも、まずは言われた通りにやってみること。実際、それだけで数字は上がっていきます。
にもかかわらず、「今まで自分はこうやってきました」「この方法のほうがいいと思います」と、結果を出していないやり方を押し付けられてしまうと、結局また一からやり直しになってしまいます。
経験者でも未経験者でも、まずはリセットが必要
経験者であっても、一度リセットして、まずはお店のやり方を受け入れてほしい。その上で、成果が出たあとに自分の経験を上乗せしていく分には、まったく問題ありません。
むしろ大歓迎です。ただ、そこに至る前段階が、とても大事だと感じています。
一方で、未経験の方のほうが育てやすいと感じることもあります。
先入観がなく、教えたことをそのまま受け入れてくれるからです。ただし、その分、覚えることが多く乗り越えることが出来ずに途中で辞めてしまう可能性が高いのも事実です。結局のところ、どちらにもメリット・デメリットがあります。
結局わかるのは、働いてもらってから
面接や書類だけで人を見極めるのは、ほぼ不可能です。
資格がいくつあっても、実際に働いてみなければ分からない。だから私は、最初から過度な期待もしませんし、ある意味では「まずやってもらって判断する」というスタンスを取っています。
まったく見抜けないわけではありません。
これまで見てきて、「だいたいうまくいくな」と感じる人には共通点があります。体育会系のバックグラウンドがあったり、厳しい環境で揉まれてきた経験がある人です。そういう人は、素直さと継続力があります。
逆に、「自分がつらいときに癒されたから、癒す仕事がしたい(癒されたい)」という動機の人は、残念ながら長続きしないケースが多い印象です。
仕事として結果を出すことと、個人的な癒しは、まったく別物だからです。
それでも上手くいくかもしれないと思い採用してきましたが、今まで癒されたい系の人は100%早期離脱しているので採用は考えたほうがいいかもしれないですね(笑)
いろいろ書いてきましたが、結局のところ、資格よりも大事なのは「入ってから、ちゃんとそのお店のやり方でやれるかどうか」。そこに尽きます。資格が悪いわけではありません。ただ、過度なアピールよりも、現場での姿勢を何より重視している、というのが正直な気持ちです。
