「待ちのビジネス」という前提はおいたうえで
リラクゼーションサロンという業態は、基本的に「待ち」のビジネスです。
各種媒体に「営業しています」「この時間空いています」と情報を出し、それを見たお客様が予約を入れてくれる。
ネット予約、アプリ、電話――
どれもお客様側からのアクションが起点になります。
エステのように回数券や次回予約を強く提案する業態とは違い、リラクゼーションサロンは自然な流れで来店していただくスタイルが中心です。
これはこれで一つの完成された形であり、無理に変える必要はありません。
ただし、この「待ち」の姿勢に慣れすぎてしまうと、見落としてしまうポイントがあります。
空き時間は「仕方ない」で終わらせていないか
どんなお店でも、必ず空き時間は発生します。
天気が悪い日
寒い日、暑すぎる日
予約の波が偏った日
こういったタイミングでお客様が入りにくくなるのは事実です。
しかし問題は、その状況を前にして
「今日はしょうがない」
で終わってしまっていないか、ということです。
・クーポンを出す
・ブログやインフォメーションを更新する
・LINEで軽く案内を送る
こういった“あと一歩”を本当にやり切っているか。
実際のところ、多くの場合「やり切れていない」というのが現実ではないでしょうか。
「たまたま来たい人」を拾えるかどうか
どんなに条件が悪い日でも、必ず一定数、こんなお客様が存在します。
「今日はたまたま早く終わった」
「なんとなく疲れている」
「天気悪いけど、逆に空いてそうだから行こうかな」
こういった、たまたま今行きたい人を拾えるかどうか。
ここが、繁盛店とそうでないお店の分かれ道です。
特別なことではありません。
ただ、見つけてもらえる状態を作っているかどうか。
・最新情報が更新されているか
・魅力的なクーポンがあるか
・今すぐ行ける安心感があるか
この積み重ねで「あと1件」が生まれます。
「あと1件」が生む大きな差
例えば、60分4,000円のコースで考えてみます。
1日あと1件の予約が増えるだけで
→ 月間で約12万円
→ 年間で約144万円
になります。
たった1件です。
でも、この1件を取りにいくかどうかで、年間100万円以上の差が生まれる。
これは決して大げさな話ではありません。
そしてこの差は、特別な才能や大きな改革ではなく、
「あと一歩やるかどうか」
で決まるものです。
暇な日こそ、動けるかどうか。
その積み重ねが、お店全体の結果を変えていきます。
セラピスト個人で見ても同じです。
指名がつく人とそうでない人の差も、実はほんのわずかな行動の違いだったりします。
やることをやりきっていれば悔いなし
やることをやって、それでも埋まらなければ、それは仕方ありません。
ただ、「やり切った」と言える状態を作れるかどうか。
繁盛店は、例外なくそこを徹底しています。
「あと1件」を取りにいく。
その意識を持てるかどうかが、すべての分かれ道だと思います。
