オーナーのつぶやき

長期金利の上昇は、リラクゼーションサロンにも関係あるという話

「長期金利」と聞くと、株式投資や銀行、あるいは大企業の話のように感じる方も多いかもしれません。ですが、実際にリラクゼーションサロンのような店舗経営をしていると、株価よりもむしろ長期金利のほうが、自分たちの経営に直接影響してくる場面が多いと感じます。

株価は上がったり下がったりしても、すぐにサロンの売上が変わるわけではありません。ですが、金利というのは、毎月の返済や資金繰りにそのまま直結してきます。

開業時に借入をしている店舗も多いですし、設備投資や運転資金で融資を利用しているケースも少なくありません。そうすると、金利が上がるということは、単純に毎月の返済負担が重くなるということです。

金利上昇は「毎月の固定費」を増やしていく

例えば、以前は低金利で借りられていたものが、今後は少しずつ条件が変わっていく可能性があります。

3%だったものが4%、5%になる。短期資金の調達でも、以前より高い金利を求められる。そうすると、当然ですが経営側としては、その分をどこかで吸収しなければいけません。

・経費を見直す
・無駄なコストを減らす
・価格改定を検討する
・利益率の高いメニューを増やす

こうした対応が必要になってきます。

サロン経営というのは、急激に売上が乱高下する業種ではありません。ちゃんと運営していれば、お客様は一定数来てくださる業態です。だからこそ、外部環境の変化がじわじわ効いてくるんですよね。

特に固定費の上昇は、あとから効いてきます。

「デフレ前提」の感覚が通用しなくなってきた

ここ数年で感じるのは、「デフレが当たり前」という感覚がかなり崩れてきたことです。

以前は、
「値上げするとお客様が離れる」
「コストはなるべく下げる」
「安く借りられるのが普通」
という空気がありました。

ですが最近は、
・電気代
・ガス代
・タオルや消耗品
・人件費
・家賃更新
・広告費

こうしたものが少しずつ上がっています。

しかも、上がったものがなかなか戻らない。

これは経営してみると本当に実感します。特にリラクゼーションサロンは、水道・電気・空調・洗濯乾燥など、インフラコストとも密接です。エネルギー価格の変化もかなり影響します。

だからこそ、「資金調達をどう考えるか」が以前よりずっと重要になっていると感じます。

お金を持っていること自体が経営力になる時代

最近は、「何が起こるかわからない」という感覚が本当に強くなりました。

少し前までは、
「2〜3年後にはこうなるだろう」
という予測もある程度できました。

ですが今は、金融市場の変化も速く、来年どうなっているかすら読みにくい時代です。

だからこそ、
・借りられる時に資金を確保しておく
・在庫を持つべきものは持つ
・設備更新を前倒しする
・キャッシュを厚めに持つ
・固定費を見直しておく

こうした「守り」の経営もかなり重要になってきます。

サロン経営というと、施術や接客に目が行きがちですが、実際には「資金繰りを切らさない」ということが大前提です。

どれだけ技術が良くても、資金が尽きればお店は続けられません。

逆に言えば、外部環境が変わっても耐えられる体力を持っているお店は、長く残っていくのだと思います。

金利の話なんて、自分には関係ないと思っていた時期もありました。ですが、実際に経営を始めると、こうした金融の流れが、じわじわと現場にまで影響してくることを実感します。

これからは、「良い施術をする」だけではなく、「変化に耐えられる経営をする」という視点も、ますます大切になっていくのかもしれません。

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