リラクゼーションサロンを経営していると、セラピスト一人ひとりが本当にさまざまな悩みを抱えていることを実感します。仕事のこと、プライベートのこと――人に話せることもあれば、なかなか打ち明けづらいこともきっとあると思うんですよね。
悩みは人それぞれ
- 「今後のキャリアについて不安がある…」
- 「家庭の事情があって、まとまった時間が取りにくい…」
- 「プライベートでちょっと気持ちが落ち込んでいる…」
人によって抱えている悩みは多種多様。私たちオーナーがプライベートに踏み込みすぎるわけにはいきませんが、それでもできる限り相談には乗ってあげたいと常々思っています。
シフト調整で柔軟に対応する
セラピストとして働くうえで、意外と大きなポイントになるのが“働き方”。例えば、「ちょっと早めに上がりたい」「週に◯日だけ働きたい」といった希望は、事情によっていろいろありますよね。
だからこそ、シフト調整がしやすい店舗づくりを心がけています。オーナーとしては、「何でも自由にしていいよ」と言うのは難しい部分もありますが、できるだけ個々の状況に合った形で働けるようにすることで、悩みを軽減できればと思っています。
一人ひとり違う個性を持ったセラピストたち
スタッフを見渡すと、本当に個性豊かなんですよね。
- 明るくお喋りが得意なタイプ
- 静かに丁寧に施術をするタイプ
- サロンワーク以外にも多趣味で忙しいタイプ
一人ひとりの性格やライフスタイルがまったく異なるので、オーナーとしての接し方も自然と変わってきます。あるスタッフはこまめに声かけをすることで安心感を得られ、別のスタッフは自主性を尊重したほうが力を発揮しやすい。そんなふうに、合わせた対応が大切だなと日々感じています。
スタッフを「知る」ことの大切さ
「スタッフをしっかり知ること」。当たり前のようで、実はなかなかできないことだと思いませんか? 日々の忙しさに追われていると、ゆっくり話す時間が取れなかったり、なんとなく表面的なコミュニケーションで終わってしまいがち。
でも、背景を知るほどにその人をサポートしやすくなるのは確かです。たとえば、「実は家族の看病がある」という事情を知っていれば、無理なく働いてもらうシフトを組みやすいですよね。
いろいろな背景があって、働いてくれていることに感謝
セラピストたちは、それぞれの人生を歩むなかで私や先輩セラピストを信じて、当サロンを選んでくれています。
さまざまな背景や状況があるなか、「ここで働きたい」「ここなら自分が活かせる」と思ってくれたことは本当にありがたいこと。
私自身、「もっとこうしたらいいのに!」と思うこともありますが、そこはオーナーとして忍耐強く、柔軟に見守りながら一人ひとりと向き合っていくつもりです。
サロンが大きくなるのは、たくさんのお客様の支えはもちろん、現場で頑張るセラピストたちの力があってこそ。これからも彼らの声に耳を傾け、それぞれの悩みに寄り添いながら、働きやすいサロンを一緒につくっていきます。