リラクゼーションサロンを成長させていくには、いろいろな“投資”がつきものですよね。内装や設備投資はもちろん、採用や研修にも大きな費用がかかります。
特に人を採用したばかりのときは、研修中の人件費も合わせて何十万単位でどんどんお金が出ていく……わかっていても、心理的に「うっ!」ときます。
これは経営者じゃないとわからない感覚です。 私自身、最近その“うっ!”を感じまくっています(笑)。
■ 設備投資はほぼ最初の段階で完了
当サロンの平和島店はアジアンテイストの落ち着いた空間や完全個室など、開業時に設備投資をしっかり行いました。
内装やベッド、備品などの“モノ”にかかる費用は、どちらかというと初期段階で一気に負担してしまうイメージですよね。もちろんそれなりの出費でしたが、サロンのコンセプトを形にするためには必要不可欠な投資でした。
■ 研修・採用にお金がかかる理由
昨年は新しいセラピストさんを採用したこともあり、採用コストや研修費用が大幅に増加。正直なところ、施術に入れる人材が育つまでの間、研修中の人件費もかさむので、「う〜ん、今月の経費がちょっとキツい…」と感じることも多々ありました。
平和島店と河内松原駅前店で両方人を増やしたので、ダブルで来ました(笑)
でも、その投資が後々何倍にもなって戻ってくるのも事実。わかってはいても、目の前の出費に「これは大丈夫かな…?」と心理的に圧がかかるのは仕方ないですよね。
■ それを乗り越えた先にしか成功はない
私は常々、スタッフが増えることでサロンがより成長していく姿をイメージしています。たとえば、
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採用をしないままだと月商150万
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採用を続けると月商250万
というように、人が増えることでサロン自体のキャパシティが広がり、結果的に売上も伸びるわけです。
しかも、セラピストがたくさんいれば、お客様にとっての選択肢も増えますし、新しいアイディアもどんどん出てくる。
スタッフにとっても「このサロンはずっと発展し続けるんだ」という安心感が生まれるんですよね。ただ、そのためには「痛い出費」を乗り越えなければならない。でも本当の意味で成功するには、そこを避けて通れないんだと思います。
■ 人への投資は一番見えにくいけど、実は一番確実
内装や設備など“モノ”にかかる投資は、買った瞬間に目に見えてわかりやすいですよね。でも人への投資は、成果がすぐに形として表れにくいぶん、オーナー側も「本当に成果は出てくるのか?」と不安になりがち。
ところが実際は、技術力が上がったセラピストが増えるほど施術品質が向上し、お客様の満足度が高まるし、スタッフ同士の刺激が新しい企画やメニュー開発につながるんです。
私もこれまで何度も、スタッフの成長がサロンを大きく変えてくれる瞬間を目の当たりにしてきました。
■ 出費が増えても、いまこそアクセルを踏むべき
「わかってるんだけど、あぁ研修費が…!」と思うことはしょっちゅうあります(笑)。
でも、そこでブレーキを踏んでしまうと、サロンの未来への道がストップしてしまう。スタッフを増やし、育て、成長してもらうことで、サロンはずっと発展し続けられる。せっかく新しい風が入ってくるのに、経費の心配だけで逃してしまうのはもったいないですよね。
■ 春になったらどうなるか楽しみ!
暖かい季節になると、引っ越しでまた新しいお客様が増えるチャンスも多くなりますし、サロンのニーズも変わってくる。
そこに、しっかり育てたスタッフが揃っている状態を作れたら、どんな景色が待っているんだろう…とワクワクが止まりません。一時的な出費は確かに痛いけれど、ここを乗り越えればきっと大きな飛躍が待っていると信じています。