あえて現場に入らないという選択
私は、基本的に現場にはほとんど入りません。
これは「楽をしたいから」ではなく、
意図的にそういう体制を作っています。
もしオーナーである自分が現場に組み込まれてしまうと、
自分の稼働に依存した運営になってしまう。
忙しい時には頼まれごとをされたら、自分がすることもあります。
ただ、いつやってもいい仕事(今週やればいい)、かつ現場の仕事ではないという条件付きです。現場の仕事はやはり自分が入るとうまく回らないと思います。
そうなると、
・自分が忙しい=現場が回らない
・自分がいない=質が落ちる
という状態になりかねません。
それは、経営として健全ではないと思っています。
自分がやれば80点、90点取れる仕事があるかもしれませんが、スタッフだけで60点を取れるほうを私はえらびます。安定性が違うからです。
スタッフにも直接このことは話していますし、このブログでも幾度となく話しています。
だからこそ、現場は現場に任せる。
自分は「仕組み」と「方向性」に集中する。
これが私のスタイルです。
オーナーの仕事は現場以外にある
ありがたいことに現場のスタッフは施術だけではなく、店舗のこともしっかりやってくれています。そうなった今、オーナーの実際に現場に行っても、やることは限られています。
書類の回収をしたり、ちょっとした会話をしたり。
施術に入るわけでもなく、オペレーションを回すわけでもない。
正直、「自分がいなくても回る」状態を作っている以上、
現場でできることは多くありません。
それでも行く理由は、
現場の空気を感じるためです。
数字では見えない部分、
スタッフの雰囲気や温度感。
そういったものを、たまに確認する。
そのくらいの距離感がちょうどいいと感じています。
オーナーがいると緊張感が出てしまう
自分は圧倒するような雰囲気があるオーナーではないです。
また、オーナーの方が立場的には不自由だとすら思っています。
従業員には「辞める自由」がある。
でもオーナーには、それがありません。
責任だけは重く、逃げ道はない。
それでも、スタッフから見ると
オーナーという存在は特別です。
自分では何もしていないつもりでも、
いるだけで空気が変わる。
・少し緊張感が生まれる
・働き方が引き締まる
・数字への意識が変わる
これは良い悪いではなく、
オーナーとスタッフとの関係はそういうものなんだと思います。
距離が近すぎても遠すぎてもいけない
難しいのは、この距離感です。
近すぎると、現場にプレッシャーがかかる。
遠すぎると、無関心に見えて好きなようになってしまう。
私は、あまり干渉しすぎないように意識しています。
現場の空気を壊さないこと。
スタッフの主体性を奪わないこと。
そのために、
・訪問は月1回〜2ヶ月に1回程度
・日常は細かく指示だけ出す
というスタイルを取っています。
それでも訪問時に気が付いたことは指示をして修正するようにしてもらっています。
正解はない、だからこそ考え続ける
オーナーの関わり方に正解はありません。
・現場に入り続けるオーナー
・教育に力を入れるオーナー
・完全に任せるオーナー
どれも正解です。
大事なのは、自分のスタイルを理解し、
それを貫くことだと思います。
私の場合は、
「仕組みで回る状態を作る」ことを重視しています。
また、3店舗、4店舗と経営を考えているのであれば、自分が現場に入ることは意図してやめなければいけません。間接的に店長を通じて管理する体制を作らないと破綻します。
私がこのように感じているのは、ルールを整えれば、人は自然と動くことをしったからです。
ちゃんとやるべきことを指示して、迷わないようにしておけばしっかり仕事はしてくれます。
私がしなければならないのは、「こうした時にはどうすればいいですか?」という疑問が私のところに飛んでこないように制度を整えることです。
もしそれでも動かない人がいれば、
それは組織に合っていないだけ。
結果として、自然と入れ替わっていきます。
見ていなくても回る組織を作る
オーナーがいなくても回る。
それが理想の組織だと思っています。
そして、たまに現れるオーナーが、
ほどよい緊張感を生む存在であること。
このバランスが、
長く安定した経営につながると感じています。
これからも、この距離感を大切にしながら、
現場と向き合っていきたいと思います。
