最近、社会保険の電子申請に関する手続きを進めていました。
これまで紙で提出したり、紙で受け取ったりしていたものを少しずつ電子化しているのですが、先日ようやく電子公文書を開くことができました。実は最初はなかなかうまくいかず、何度も失敗しました。
「なんでこんなに分かりにくいんだろう」
と思いながら試行錯誤していましたが、なんとか無事に確認することができました。
社会保険の手続きは本当に難しい
社会保険の手続きや電子申請は、本当に分かりにくいと感じます。電子申請を利用することで便利になる部分もありますが、初めて触れる人にとっては決して簡単ではありません。
公文書を受け取っても、
「これは何の通知なんだろう」
「どこを見ればいいんだろう」
と迷うことも少なくありません。
もちろん、こういった業務は社労士の先生にお願いすることもできます。実際、それが専門家の仕事です。
ただ、経営者として最低限は理解しておかなければならない部分もあります。すべてを丸投げするのではなく、「何が行われているのか」を把握しておくことは大切だと思っています。
特に会社の規模が大きくなってくると、社会保険や労務の手続きも増えてきます。知らないまま進めるよりも、最低限の知識を持っておくことで判断のスピードも変わってきます。
必要なことは学ぶ。でも深入りしすぎない
一方で、何でも自分で勉強すればいいというものでもありません。
社会保険の制度は非常に複雑です。本気で学ぼうと思えば、いくらでも深く学ぶことができます。しかし、それが本当に自分の仕事なのかという視点も必要です。
経営者には、集客を考えること、採用を考えること、スタッフ教育を考えること、資金繰りを考えること、会社の未来を考えることなど、多くの役割があります。
社会保険の専門家になることが目的ではありません。必要な知識を身につけて、必要な判断ができるようになる。そのくらいの距離感がちょうど良いのではないかと思っています。
学ぶことは大切ですが、限られた時間をどこに使うのかも同じくらい大切です。経営者の時間は有限ですから、すべてを完璧に理解しようとするよりも、自分が本来力を入れるべき部分に集中することも重要だと感じています。
苦労した経験は必ず財産になる
今回の電子申請も、正直かなり苦労しました。しかし、一度経験すると次からは違います。
「やったことがある」
という経験は大きな財産になります。
仮に今後、社労士の先生や事務スタッフにお願いする場面があったとしても、「どんな流れで処理されているのか」が分かっているだけで、コミュニケーションがスムーズになります。
経営者はすべてを自分でやる必要はありません。しかし、まったく知らない状態でいることも危険です。
専門家ではなくてもいい。ただ、全体像を理解していることは重要です。
そう考えると、今回の経験も決して無駄ではなかったと思います。失敗しながらでも一歩ずつ前進していけば、それが将来の判断材料になり、会社の運営にも役立っていくのだと思います。
セラピストとオーナーでは求められる能力が違う
リラクゼーションサロンを経営していて感じるのですが、セラピストとオーナーでは求められる能力が大きく違います。
セラピストの仕事は、ある意味で瞬発力が必要です。お客様の表情を見ながら力加減を調整し、会話の内容を変え、施術内容を微調整していきます。
その場その場で最適な判断を求められる仕事です。
一方で、オーナーの仕事は少し違います。
今日の売上だけを見るのではなく、来月はどうなるか、半年後はどうなるか、一年後はどうなるか。そんなことを考えながら行動していきます。
採用や教育もそうです。今日応募が来なくても、半年後に人材不足にならないように今から動いておく必要があります。
そのため、オーナーに求められるのは瞬間的な判断力だけではなく、情報を整理しながら未来を考える力なのだと思います。
今年の課題は情報の整理整頓
最近特に感じるのは、知識不足ではなく情報過多の問題です。
集客のこと、求人のこと、ホームページのこと、SNSのこと、税金のこと、社会保険のこと、AIのこと。毎日のように新しい情報が入ってきます。
だからこそ必要なのは、「もっと勉強すること」だけではありません。
むしろ「情報を整理すること」の方が大切になってきているように感じます。
何が重要なのか。何を優先するのか。どこに時間を使うのか。そういった判断を積み重ねることが、経営者の仕事なのかもしれません。
今回の電子申請も、その一つでした。苦労しながらもできるようになった。それは単なる手続きの成功ではなく、会社の仕組みが一歩前進したということです。
これからも新しい知識に触れながら、必要なことを学び、不要なことは手放し、情報を整理整頓しながら経営を続けていきたいと思います。
