オーナーのつぶやき

情熱は3ヶ月、成果は1年。そのギャップをどう埋めるか

経営って、本当にやることが多いです。

地味な仕事がとにかく多くて、細かく数字を見ては改善を続けるみたいな仕事ばかりです。

だからこれをすれば一気によくなる!というようなことが見つかったときについ頑張りすぎてしまいます。

でも、最近、「頑張りすぎない」ことも大事なんじゃないかと思うようになりました。

これは最初から思っていたことではありません。

何年かやってきて、ようやくそう思うようになりました。

新しいことを始めるときって、情熱があります。

「これやってみよう」

と思ったら、一気にできます。

オーナーをしている人であればその突破力はあります。

例えば最近ならインスタグラム漫画です。

やろうと思ったら、ガッとやる。

やっているうちに、

「もっとこうしたら良くなるんじゃないか」

「この表現もできるんじゃないか」

と、どんどん試行錯誤する。

そうすると、かなりのところまで行けます。

でも、問題はそこからなんですよね。

作れることと、続けられることは違う

一回いいものを作っても、それだけではあまり意味がありません。

続けないといけない。

しかも、こういうものって始めてすぐに結果が出るわけではありません。

半年かもしれない。

1年かもしれない。

場合によっては2年かもしれない。

漫画だって、半年、1年、2年と続ければ、かなり大きな効果が出るかもしれません。

でも、ここに問題があります。

成果が出るまで1年かかるのに、自分の情熱は3ヶ月しか続かない。

このギャップです。

経営って、実はこのギャップをどうやって埋めるかという仕事なのかもしれません。

飽きたところからが勝負

人間なので、飽きます。

最初は面白かったことも、何十回、何百回とやれば普通になります。

サロン経営だってそうです。

4年以上やっていれば、毎日の売上を見てドキドキするとか、予約が入るたびに感動するとか、そんなことはさすがにありません。

やらなければいけないことなんて、正直もう飽きています。

でも、たぶんそこからなんですよね。

飽きたところから先までやった人に、ようやく成果が出てくる。

最初の情熱だけで成果が出るなら簡単です。

面白い。

楽しい。

新しい。

だからやる。

これは誰でもできます。

問題は、それが日常になった後です。

サロンも、結局は少しずつだった

私のサロンも、おかげさまで少しずつ売上が増えてきました。

もちろん山あり谷ありです。

良い月もあれば、思ったようにいかない月もあります。

それでも長い目で見れば、少しずつ前に進んできました。

いろいろなことをやってきた結果だと思います。

でも、それが最初の1年でできたか。

できていません。

一発のすごい施策があって、それで全部変わったわけでもありません。

求人を変える。

料金を考える。

メニューを変える。

集客を改善する。

システムを作る。

数字を見る。

うまくいかなければ、また変える。

そういう小さなことを何年も積み重ねた結果です。

だから経営では、瞬発力よりも**「普通になってから続けられるか」**の方が重要なのかもしれません。

頑張りすぎると、続かない

そこで最近は、新しいことを始めるときに、少しだけブレーキをかけるようになりました。

最初は楽しいので、いくらでもできます。

もっとやりたい。

もっと良くしたい。

ここも直したい。

これも試したい。

でも、そこで100までやってしまうと疲れます。

3ヶ月後には嫌になっているかもしれない。

だったら、ある程度形が見えてきたところで、

「まあ、これくらいにしておこうか」

と止める。

これは妥協とは少し違います。

続けるために、あえて余力を残しているんです。

情熱を仕組みに変える

そして、ある程度形ができたら、次に考えるのは省力化です。

人に任せられないか。

パターン化できないか。

テンプレートにできないか。

システム化できないか。

生成AIに任せられないか。

最初は自分の情熱で作る。

でも、ずっと情熱だけで回そうとしない。

情熱で始めて、仕組みで続ける。

これが大事なんだと思います。

毎回100のエネルギーが必要な仕事は、いつか止まります。

20の力で続けられるところまで持っていく。

そうすれば、半年、1年、2年と続けられる。

そして、おそらく成果が出るのはその先です。

ドキドキしなくなってからが経営

前回、本能に逆らって、怖くても新しいことをやるという話を書きました。

でも、それだけでも足りないんですよね。

新しいことを始めるのは怖い。

でも、始めてしまえば今度は楽しくなる。

そして、しばらくすると飽きる。

だから、

怖い → 面白い → 普通 → 飽きる

というところまで行く。

本当の勝負は、その次です。

飽きても続ける。

ただし、根性で続けるわけではありません。

人に任せる。

パターン化する。

自動化する。

省力化する。

そうやって、続けられる形に変えていく。

最初の情熱は、とても大切です。

でも、情熱は永久には続きません。

それを前提に経営を設計する。

成果が出るまでの時間と、情熱が続く時間のギャップを、仕組みで埋める。

これもまた、オーナーの仕事なんだと思います。

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