「広告に不感症になってくる」というのは、商売を続けていると本当にある職業病だなと思います。
何度も接触することでようやく来ていただける
リラクゼーションサロンって、飲食店みたいに「今すぐお腹が空いたから行く」という業態ではないんですよね。
もちろん肩こりや疲れが限界なら予約されることもありますが、多くの場合は「なんとなく気になっていた」「前から見ていた」「何回か広告を見た」という積み重ねの中で、ようやく一歩踏み出してもらえる世界です。
だからこそ、新規のお客様に来てもらうというのは本当に大変です。
既存のお客様は、施術内容も雰囲気も料金も知っています。
良ければ通ってくださるし、悪ければ離れていく。
どんなに頑張ってもお客様は入れ替わる
ただ、それだけではなく、
- 引っ越し
- 転職
- 生活環境の変化
- 指名セラピストの退職
- 体調の変化
- 他店との比較
本当にいろんな理由で来られなくなるんですよね。
なのでサロン経営というのは、常に「新しいお客様に知ってもらう」という活動を続けないと成り立たない部分があります。
広告に注目するようになる
そうすると、毎日いろんな広告に注目するようになります。
ホットペッパー、Instagram、Google、YouTube、街中の看板…。
最初は「すごい広告だな」と思っていたものも、だんだん「これはこういう狙いだな」「この言い回しは反応を取るためだな」と、売り手側の視点で見てしまうようになるんですよね。
本当は、いつまでも素人感覚を持っていないといけないんです。
お客様がどう感じるか。
初めて見る人がどう思うか。
なんとなく見て、おっと感じるのはどういうものなのか。
そこを忘れたら危ない。
でも、広告を出し続けていると、だんだん純粋に広告を見られなくなってくるんですよね。
世の中の広告はお化粧合戦
世の中の広告って、ある意味「お化粧合戦」みたいなところがあります。
少しでも良く見せたい。
少しでも魅力的に伝えたい。
だから、
- 写真を綺麗にする
- 言葉を強くする
- 見た目を整える
- 実績を強調する
- パッケージを豪華にする
みんな必死に工夫しています。
もちろん嘘はいけません。
でも、正直すぎても埋もれてしまう世界でもあります。
自分だけが謙虚すぎると、本当に良いサービスでも伝わらない。
これは経営しているとすごく感じます。
だから難しいんですよね。
盛りすぎれば信用を失う。
でも控えめすぎると見てもらえない。
このバランスを取りながら、少しでも興味を持ってもらうために、みんな試行錯誤しているわけです。
更新の頻度は保つようにしたい
ただ、私は性格的にそこまで大げさに盛るのが得意ではありません。
なので、せめて「更新頻度」は大切にしたいと思っています。
完璧な広告を一発作るよりも、
- 少しずつ改善する
- 内容をアップデートする
- 継続して発信する
- 忘れられないように接触する
そういう積み重ねのほうが、結局は強いのかなと思っています。
お客様は、こちらが思っている以上に動きません。
本当に人を動かすというのは難しい。
だからこそ、一回で伝えようとするのではなく、「何度も伝える」という姿勢が大事なんでしょうね。
そして、自分自身が広告慣れしてしまった時こそ、「初めて見るお客様だったらどう感じるか」を、もう一度考え直すことが必要なんだろうなと思います。