当方が運営するの「ヴィラ平和島店」「ヴィラ河内松原駅前店」は、私自身(オーナー)が常駐していない形で運営しています。これは珍しいことではなく、多くのサロンオーナーが同様の形でお店をまわしているのではないでしょうか。
仕組みを整えておけば、現場にオーナーがいなくても、スタッフがうまく運営してくれます。
ただし、完全にほったらかしというわけにはいきません。サロンを離れていても、遠くからしっかり見守ることが大切だと考えています。今回は、そのために私が気をつけていることをまとめました。
1. 毎日連絡する
「遠くにいてもこまめにコミュニケーションをとる」
- 電話やLINEを活用して、スタッフと毎日連絡を取ります。
- 研修や備品補充などの仕事の話だけでなく、たわいもない雑談もよくします。
- 気づけば30分以上話していることもあるくらいです。
これにより、現場で何か問題が起こっていないかを素早くキャッチアップでき、トラブルが大きくなる前に対処することができます。また、スタッフとの距離感が近くなるので、不安や悩みを相談しやすい雰囲気にもなると感じています。
2. 仕事は用意するが、やり方は任せる
「施術に集中するのはセラピストの仕事。長期的な店舗運営はオーナーの仕事」
セラピストは施術が本業ですから、練習やお客様対応に力を注げるよう、研修や採用、時間配分などの大きな戦略はオーナーが担います。
ただし、具体的な進め方や細かい手順は、基本的にスタッフに任せています。
例えば、研修をどう進めるか、SNS投稿をどんなタイミングで行うか…などについては任せています。
こまかいことに口出ししないのは、スタッフ自身が自主的に考え、行動するほうがやる気が高まるからです。私からは大枠の指示だけを出し、あとは状況を雑談の中で確認しながらフォローします。
また、「何か悩みがあったらすぐに相談してほしい」「私は常に応援している」というメッセージを伝えることで、スタッフが安心して挑戦できるようにしています。
おなじメッセージを一度伝えるのでは足りなくて、何度でも同じことを言うのが大切だと思っています。
3. 責任はオーナーがとる
「最終的にすべての責任はオーナーにあるから、のびのびやってほしい」
サロンで起こる問題は、基本的にオーナーである私の責任です。だからこそ、スタッフには“のびのびとやってほしい”と伝えています。
「もしも失敗したらどうしよう、オーナーに怒られるのではないか?」という不安が先立つと、現場の動きが萎縮してしまいます。
でも、「責任はオーナーがとるから大丈夫」と言われると、スタッフは安心して行動に移せるものです。
そうした環境のほうが、新しいアイデアや改善提案も生まれやすくなると感じます。
まとめ
- 仕組みづくりがしっかりしていれば、オーナーが現場に常駐していなくてもスムーズにお店をまわしていける。
- とはいえ、完全に放置ではなく、毎日のコミュニケーションでサポートすることが大事。
- 大きな方向性はオーナーが決め、細部はスタッフに任せることで、やる気や自主性が高まる。
- 最終的な責任はオーナーが負うと伝え、“のびのび働ける”雰囲気をつくる。
このように、オーナー不在でもお店が回る形を整えると、スタッフの成長にもつながると確信しています。セラピストの皆さんが施術に集中できて、お客様が満足して帰ってくださる――そんなサロン運営をこれからも続けていきたいと思います。