オーナーのつぶやき

ぶらり散歩:聖蹟蒲田梅屋敷公園

いつもは電車でヴィラ平和島に通っているのですが、平和島から京急蒲田までも時々歩くことにしました。 すこし運動量を意識して増やしたほうが良さそうなのです。

平和島の京急蒲田駅から平和島までは第一京浜沿いを歩いていけば迷うことはありませんので、気軽に散歩することができます。天気も良く朝方は空気が澄んでいて気持がいいです。ふと、道中普段は電車の車窓から眺めている梅屋敷の公園に立ち寄りました。

聖蹟蒲田梅屋敷公園は、梅屋敷として著名だった当地に、大田区が整備した公園です。

聖跡というのは、天皇陛下が行幸された土地という意味で、東京では聖蹟桜ヶ丘が有名ですね。説明書きがありました。

大森や蒲田の一帯は、江戸時代には梅の栽培が盛んでした。

梅の木がたくさん植えられていたのは、梅の栽培に適した地質を活かして農家が梅の実を収穫・販売するためでしたが、梅の開花時期になると、江戸市中からの見物者を集めました。

訪問客がたくさん来ることに目を付けた、和中散という道中常備薬の販売店の一つが当地に移転してきました。

近隣の農家から梅の名木を買い集めて大きな敷地を庭園となし、東海道を行きかう人々のために休み茶屋を文政年間(1818-1830)に開業します。

この庭園が「梅屋敷」として評判となったことで、いくつもの休み茶屋ができるほどに活況を呈しました。その様子は、蒲田梅屋敷として、亀戸の梅林とともに江戸近郊の梅の名所の一つとして歌川広重の浮世絵「蒲田の梅屋敷」にも描かれたほどです。

かつてはもっと広い敷地に梅の木が立ち並んでいたそうなのですが、第一京浜の拡張工事が続き周囲は刈り取られるように敷地が削られてしまい今ではこの一部の場所を残すのみになっています。

さらに、こちらの場所も第一京浜の再開発道路拡張地域に引っかかっています。用地買収が進んでおり、当公園の隣はがらんとしています。

いずれはこの公園の敷地もさらに削られることになってしまうのでしょうが、それまでは大田区蒲田の素敵な憩いの場として人々が訪れつづけるでしょうね。

こうやって何気なく散歩をしていても、歴史がある当地のことを知ることができて興味深いです。

梅の季節ではないので風情は今一つでしたが、是非春先の梅が開花するころに再訪してみたいものです。

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